「1ドル=157円69銭」
5月
1日
4月30日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比1円45銭円安・ドル高の「1ドル=157円75〜85銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=157円85銭」、高値は「1ドル=156円82銭」でした。
朝発表の米指標がインフレ圧力の強さを示した。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大による円売り・ドル買いが出ています。
朝発表の2024年1〜3月期の米雇用コスト指数は前の四半期に比べ(1.2%上昇)し、市場予想(1.0%上昇)を上回りました。伸びは2023年10〜12月期の(0.9%)から加速し、1年ぶりの高水準となりました。インフレ圧力の強さが改めて意識され、米長期金利が上昇。日米金利差の拡大から円が売られ、ドルが買われています。
5月1日には米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されます。市場では政策金利を据え置くとの見方が強く、<パウエル(FRB)議長>の記者会見で今後の金融政策の見通しに注目が集まっています。
このところ米経済の底堅さを示す指標が相次いでおり、(FRB)による利下げ転換まで時間がかかるとの見方が強いのも、円相場の重荷となっています。