認知症の母親の面倒をひとりで見ながら暮らす女性を主人公に、親子の絆を描く『虹のかけら』が、2024年5月3日より公開されます。
父は6年前に世を去り、認知症を患う母の「佳代子」とともに暮らしている「芽衣」でした。母は認知症のために徐々に変わり果てていき、近頃は夜間に徘徊することも多くなっていました。母を養うため否応なく夜の世界に身を置く「芽衣」は、友だちも恋人もなく、次第に孤独と疲労の渦に飲まれていきます。
そんな彼女は昔から母に対するわだかまりを抱えており、母が認知症を患うまで向き合えなかった、ある過去と対峙しようとします。
主人公の「芽衣」役はこれが映画初主演の<篠崎雅美>が演じ、母「佳代子」を<波佐本麻里>が扮し、フォトグラファーとして映画のスチール撮影を数多く担当し、ミュージックビデオ制作なども手がけてきた<坂厚人>が長編初監督を務めています。