『星つなぎのエリオ』@<エイドリアン・モリーナ>監督
8月
7日
イマジネーションあふれるユニークな〈もしもの物語〉を描いてきたディズニー&ピクサーですが、『星つなぎのエリオ』の主人公は、いつもひとりぼっちの「エリオ」です。親の期待に応えようと参加したキャンプにもなじめずにいたある日、母との電話が傍受され、はるか彼方の銀河系からリーダーが集まる【宇宙サミット】にうっかり手違いで転送されてしまいます。
公開されています特報では、人類の夢である宇宙との交信を試みようとする研究者の母「オルガ」が宇宙からのメッセージの受信に成功し、「リーダーをつれてこい」と宇宙からの呼び出しメッセージを受け取るシーンから始まります。まさにその時、偶然にも母に電話をかけてきた何も知らない「エリオ」は、「オーケー、わかった。」と返事をしてしまい、その直後に宇宙へ転送されてしまいます。
転送された先は、地球では想像もつかないような煌びやかで幻想的な世界と個性的で風変わりなエイリアンのリーダーたちが集まる【宇宙サミット】の会場でした。〈地球のリーダー〉に間違われてしまった「エリオ」は、勇気を振り絞ってリーダーを演じきることを決めます。ひとりぼっちの少年「エリオ」が地球を飛び越えて宇宙の仲間たちと出逢い、絆をつなぎ、自らも成長していく姿を描いています。
本作は、50億円超えの大ヒットとなった感動作『リメンバー・ミー』(2017年)で脚本・共同監督を務めた<エイドリアン・モリーナ>が監督、脚本を担当。『リメンバー・ミー』では、【カラフルな死者の国】に迷い込んだ主人公の少年「ミゲル」の視点から家族との絆をユーモラスでありながらもドラマチックに描き、「第45回アニー賞」11部門、「第75回ゴールデングローブ賞」アニメーション映画賞、「第90回アカデミー賞」で長編アニメーション賞/主題歌賞を受賞しています。