ダウ平均株価(3月9日)@終値 3万2254ドル86セント
3月
10日
朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数の増加を受けて米国債利回りが低下し、株式には買いが先行しました。ただ、10日発表の2月の米雇用統計を控えて様子見姿勢も強く、買いの勢いは強くありません。
米新規失業保険申請件数は前週19万件から増え21万1000件と、市場予想(19万5000件)も上回りました。昨年12月以来の高水準でした。失業者の増加を意味するため、インフレ要因である労働需給の逼迫が和らいだとの期待から、米長期金利は(3.9%台半ば)に低下。金融政策の影響を受けやすい2年債利回りは(5%)を割り込んでいます。
市場の関心は10日に発表されます米雇用統計に集まっています。前月に続いて雇用者数が力強く伸びれば、米連邦準備理事会(FRB)が今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を(0.5%)に拡大する予想が強く、買い一巡後は次第に売りが優勢となり、積極的に運用リスクをとりにくく、持ち高調整の売りが出ています。
終値は、前日比543ドル54セント (1.66%)安の3万2254ドル86セントで終えています。
ナスダック総合指数は、前日比237.65 ポイント(2.05%)安の1万
1338.35でした。 S&P500種は、前日比73.69ポイント (1.85%)安の3918.32でした。