『飯館村 べこやの母ちゃん それぞれの選択』@<古居みずえ>監督
3月
6日
豊かな自然に囲まれた福島県相馬郡飯館村は、かつてはブランド牛の生産地として知られていました。しかし2011年3月11日に発生しました東日本大震災によって起きた原発事故とその後の避難指示により、村民の多くが暮らしと生業を失う事態になります。2017年3月には避難指示が解除されましたが、6年という歳月は長く、帰村した村民は約2割にとどまっています。
長年にわたりパレスチナの女性たちを取材してきた<古居みずえ>監督が、飯館村の酪農家の女性たちを約10年にわたって記録。飯館村へ通いながら故郷に戻れる日を待ち続けた<中島信子>さん、牛と共に新天地に移住した<原田公子>さん、先祖代々の土地と故郷を守るため新たなチャレンジに取り組む<長谷川花子>さんの3人を中心に、故郷と生業、家族の間で揺れ動く女性たちの心情を丁寧に描いています。