特急「やくも」(381系)、新型電車「273系」に入れ替え@JR西日本
2月
17日
「やくも」は山陽新幹線が岡山まで延伸された1972年3月15日、山陽と山陰を結ぶ特急として運転を始めました。1982年の伯備線電化に合わせ、現在の「381系」電車が投入されましたが、2024年度中にすべて「273系」に置き換えられ、従来の国鉄型「381系」電車は順に引退となります。
新車両「273系」は、特急形直流電車です。計44両(4両✕11編成)を導入します。また、新たに開発・実用化した、国内初となる「車上型の制御付自然振り子方式」により、カーブでの乗り心地の向上が図られます。これは、車上の曲線データと走行地点のデータを連続して照合し、適切なタイミングで車体を傾斜させる機構です。
ほかにも大型荷物スペースの設置、座席間隔の拡大、車内Wi-Fiや全席コンセント、防犯カメラの設置、機器の二重系化など、サービス面・セキュリティ面も向上します。