フランスで24日、16歳以上に新型コロナウイルスワクチンの接種を実質義務化する「ワクチンパス」導入の法律が発効しました。偽の接種証明書を所持するなどの不正行為には最大で禁錮3年と4万5000ユーロ(約580万円)の罰金が科されることになります。 ただ、義務化に反対する声も根強く、発効に先立つ22日、「ワクチン接種は個人の自由にかかわるものだ」として、各地で計約4万人が抗議デモが行われました。 新たな措置では、飲食店などで提示が必要なパスについて、ワクチン接種完了か、6カ月以内に新型コロナが治癒したことの証明を義務付けています。健康上の理由で接種できない人は免除されます。これまでは陰性証明だけでもパスを取得できました。