『グリーンブック』<ピーター・ファレリー>@BSフジ
1月
23日
人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていく姿を、実話をもとに描き、第91回アカデミー作品賞を受賞した作品です。
1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働く「トニー・リップ」は、粗野で無教養だが口が達者で、何かと周囲から頼りにされていました。クラブが改装のため閉鎖になり、しばらくの間、無職になってしまった「トニー」は、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストの「ドクター・シャーリー」に運転手として雇われます。
黒人差別が色濃い南部へ、あえてツアーにでかけようとする「ドクター・シャーリー」と、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、その旅に同行することになった「トニー」。出自も性格も全く異なる2人は、当初は衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていきます。
「トニー」役に『イースタン・プロミス』の<ビゴ・モーテンセン>、「ドクター・シャーリー」役に『ムーンライト』の<マハーシャラ・アリ>。「トニー・リップ」(本名トニー・バレロンガ)の実の息子である<ニック・バレロンガ>が製作・脚本を手がけ、父と「ドクター・シャーリー」の友情の物語を映画化しました。監督は、『メリーに首ったけ』(1998年)などコメディ映画を得意としてきたファレリー兄弟の兄<ピーター・ファレリー>。アカデミー賞では全5部門でノミネートされ、作品賞のほか脚本賞、助演男優賞を受賞しています。
投稿日 2022-01-23 16:47
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2022-01-23 16:51
ワオ!と言っているユーザー