『グッドモーニング、ベトナム』@NHK BSプレミアム
1月
17日
<バリー・レビンソン>監督が、1965年、士気高揚のためサイゴンにやって来た米軍放送の実在DJ<エイドリアン・クロナウアー>の姿を通してベトナム戦争を描いています。米軍放送の人気DJ「クロンナウアー」は、マシンガン・トークとロックンロール満載の破天荒な放送で、兵士たちから大人気を得ます。ところが、彼の型破りな言動に驚いた軍上層部は放送を中止してしまいます。
まさに<ロビン・ウィリアムズ>の面目躍如といったDJの熱演は必見で、
ゴールデングローブ賞主演男優賞を獲得、アカデミー賞主演男優賞候補にもなるなど高い評価を得ました。
また、ベトナム人と触れ、戦争の冷酷さに翻弄される5ヶ月を描いたベトナム戦争ものとしては番外編に位置し、サイゴン市内におけるベトコンによる爆弾テロなどのシーンこそあるものの、交戦シーンや残酷なシーンなど、戦争映画に付き物の血なまぐさい場面が比較的少なく戦場からの視点ではない所も興味深い作品です。