新型車両「SR1系」@しなの鉄道
6月
27日
「SR1」系は、しなの鉄道では初となる新造車両。信州の「爽やかな風」「沿線の豊かな風景」を表現したというロイヤルブルーの爽やかなデザインです。採用車両は総合車両製作所のステンレス車両ブランド・sustina(サスティナ)の「S23シリーズ」。S23は信越本線など新潟地区を走るJR東日本のE129系にも採用されたシリーズです。
「SR1系」ライナー車両は、座席がロングシートとクロスシートに転換できるデュアルシート型です。座席に電源コンセントがあり、車内Wi-Fiサービスも備わっています。また、「SR1系」にはバリアフリー対応のトイレも設置されています。2020年5月現在のしなの鉄道では、観光列車の「ろくもん」を除いて車両トイレが使えませんでした。これで長時間の乗車も安心です。
「SR1系」は、平日には通勤ライナーとなる「しなのサンライズ」および「しなのサンセット」として運行します。「しなのサンライズ」号は朝に小諸駅発長野駅行きの1本を、「しなのサンセット」号は上田駅と長野駅の間で3本運行します。
新車「SR1系」の投入によって、特急のような座席指定列車としての運行が満を持しての復活となります。これまでの189系にも劣らない車内設備となり、さらに「しなのサンライズ号」は「SR1系」最長の6両編成で運行します。