新型コロナウイルス@遺伝子型で3タイプ分類
4月
11日
独英の研究チームが昨年12月から先月までに検出された約160人分のウイルスの遺伝子を分析しています。
チームはまず、コウモリから見つかったウイルスに最も似た群を「Aタイプ」としました。中国南部の広東省の住民だけでなく、日本人や武漢市滞在歴のある米国人から見つかるなど、米国や豪州など東アジア以外でも多く見つかっているといいます。
一方、「Aタイプ」から分かれた「Bタイプ」は、武漢市を含む中国やその周辺国で多く見つかっています。チームは、東アジアに多いタイプと分類。東アジアの人に広がりやすいタイプだった可能性があるといいます。
さらに、「Bタイプ」に由来するCタイプはフランスやイタリア、スウェーデン、米国、ブラジルなど欧米が中心でした。シンガポールや香港、台湾、韓国でも見つかっていますが、中国本土では見つかっていないといいます。