今年の読書(65)『夜の署長2 密売者』安東能明(文春文庫)
12月
13日
前作では、東大法学部を卒業してキャリアとして入庁した新人刑事<野上>が、新宿署に配属され、「夜の署長」と異名をとる「下妻晃」の下で刑事のイロハを教え込まれる構成でしたが、今回も、茨城の国立大学を卒業して警視庁に入って5カ月の三宅島出身の「ミヤ」こと「村上沙月」が拒食と欲望に溢れた新宿署に配属され、担当する事件4つが納められています
新人刑事として聞き込み捜査に従事しますが、「下妻」は報告を受けるだけで、事件の裏側に隠された真実を紐解き、事件を解決していきます。