<渡辺未来>「Buenos Aires」1位@シングルランキング
7月
16日
<IZ*ONE>は、韓国での楽曲はムーンバートン・トラップ系のHIP HOPを押し出していますが、今回の楽曲はオリエンタルな雰囲気のEDMサウンドと歌謡曲的なメロディーを軸にしたポップチューン・ラテンのテイストを取り入れたアレンジを含め、日本のマーケットを十分に考慮した楽曲なっています。
<渡辺未来>は、映画音楽に影響を受けたことをきっかけに音楽を志し、スタジオミュージシャンとして活動した後、2000年代前半あたりから作曲家としてのキャリアを本格的にスタートさせました。TOKIOの「君を想うとき」(1999年/作曲)、V6の「CHANGE THE WORLD」(2000年/作曲)、SMAPの「Smac」(2001年/作曲・編曲)、浜崎あゆみの「Is This Love?」(2005年/作曲)、AAAの「BLOOD on FIRE」(2005年/作曲・編曲)などのシングル曲を次々と手がけ、一躍ヒットメイカーとして注目を集めました。また、<倖田来未>の「Butterfl y」(2005年/作曲・編曲)で「第47回日本レコード大賞」、<山下智久>の「抱いてセニョリータ」(共作)で「日本ゴールドディスク大賞」「ザ・ベスト10 シングル」を受賞しています。
ラテン、ソウル、R&Bなどのエッセンスを取り入れたメロディー感覚、緻密な構成力とボーカルの魅力を活かすアレンジの妙を併せ持った渡辺氏のクリエイティブ。その中心にあるのは、歌謡曲の伝統的なメソッドを現代的なポップスに昇華させるセンスです。『劇場版 黒子のバスケ LAST GAME』(監督: 多田俊介・2017年3月18日公開)のキャラクターソングを手がけるなど、アニメ関連の楽曲でも支持を集めている<渡辺>は、今後さらに活動の場を広げていくことになりそうです。