トヨタ「GR Supra GT4 Concept」@第89回ジュネーブ国際モーターショー
3月
6日
「GT4」というのは、世界中で注目を集めているカスタマーモータースポーツカテゴリーです。市販車を改造したレース仕様車をユーザーが購入し、世界中の各種レースに参戦でき、欧州では「GT4ヨーロピアンシリーズ」、「VLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)」など、米国では「IMSA Michelin Pilot Challenge」など、アジア・日本では「Blancpain GT World Challenge Asia」、「スーパー耐久シリーズ」などが「GT4」カテゴリーで参戦できます。
日本のスーパー耐久シリーズでは「ST-Z」クラスが「GT4」マシンのためのクラスとして用意され、2019年シーズンにはメルセデスAMG、ポルシェ・ケイマン、KTM、ジネッタなど5台のエントリーが予定されるなど盛り上がりを見せています。そうした、これから注目のカテゴリーに新型GRスープラはチャレンジしようというわけです。
あくまでも、新型スープラを活用したカスタマーモータースポーツの可能性を検討するためのコンセプトカーですが、その開発を担当したのは、欧州のモータースポーツ活動拠点であるトヨタモータースポーツ有限会社(Toyota Motorsport GmbH)だと聞けば、かなり実戦的で本気のレース仕様であることが想像できます。
画像からでも、ロールケージ、サスペンション、ブレーキ、リアウィングなどのレース専用部品を装着していることは確認できますし、市販車からさらなる軽量化を図ってることも見て取れます。なお、エンジンは3.0L 直列6気筒ターボと発表されています。
ジュネーブモーターショーに出展される「GR Supra GT4 Concept」は名前の通りコンセプトモデルですが、画像で確認できる完成度からも「GR スープラ GT4」が世界中のサーキットで活躍する日は遠くないと感じさせてくれます。