有人型ドラゴン宇宙船発射成功@米スペースX
3月
3日
安全性に関するデータを取得するため、人の代わりにマネキンを乗せています。宇宙船は計画通りにロケットから分離され、国際宇宙ステーションに向かっています。
米国は2011年のスペースシャトル退役後、ステーションへの飛行士輸送をロシアのソユーズ宇宙船に頼っており、自前の輸送手段の確保に期待が高まっています。順調なら7月にも飛行士2人を乗せて性能を最終評価されます。
今回クルードラゴンは無人で打ち上げられていますが、「リプリー」と命名された宇宙飛行士を模した人形がシートに乗せられ、センサーで気圧や、振動、温度、加速度など宇宙船の環境をモニターしています。リプリーの隣には地球の形をしたぬいぐるみが置かれ、宇宙船が軌道に入るとシートから浮き上がることで無重力を知らせる「無重力インジケーター」の役割を果たし、「スーパーハイテック・ゼロG・インジケーター」と呼ばれているようです。