地球温暖化による海面上昇が従来の予測を大きく上回り、20世紀末ごろと比べ今世紀末に最大1.3メートル上がる恐れがあるとした国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のが2日、「海洋と雪氷圏に関する特別報告書」原案提出されています。 海面温度が一部で極端に高くなる「海の熱波」の発生頻度が増し、生物に大きな影響を与えるとの新見解も盛り込まれています。 温暖化に伴う海の変化が、社会や生態系が直面する問題を深刻化させるとも指摘。パリ協定が本格始動する2020年を前に温室効果ガスの一層の排出削減を求める声が高まるのは確実です。