著者には、<コンビニたそがれ堂> シリーズがありますが、この物語の舞台となる花屋さんも、「たそがれ堂」と同じ「風早駅前商店街」にあります。
戦前から続く老舗の花屋<千草苑(せんそうえん)>は、祖父<木太郎>を筆頭として、父<草太郎>、長女<茉莉亜>、10歳年下の高校生<りら子>、小学校5年生の<桂>たちが生活しており、彼らは先祖代々植物たちと会話ができる能力を引き継いでいます。
書き下ろしの本書には4篇の物語が収められていますが、家族それぞれの性格に合った植物たちとの接し方で、まわりの人達に夢と希望を与える筋立てになっています。
<バラは四季咲き性で、冬場は強剪定しなければならない>など、園芸好きには「なるほど」という台詞もあり、それぞれの章で「金木犀」や「桜」・「ゼラニウム」などがいい脇役で登場、メルヘンチックで心和む一冊でした。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ
投稿日 2016-02-26 07:39
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2016-02-26 07:44
ワオ!と言っているユーザー