今年の読書(100)『フェイスレス』沢村鐵(中公文庫)
7月
19日
東京学際大学の研究室で外国人留学生から評判の悪い<角田>教授が爆殺され、墨田署に捜査本部が設置されました。
研究室助手の<佐々木忠輔>講師は犯人と接触していますが、彼は「相貌失認症」と言う相手の顔を覚えられない先天的な障害を持っていました。
警察学校同期である<吉岡雄馬>は、本庁から捜査本部に組み込まれ、<一柳>と組み捜査を始めますが、第二の事件として<佐々木>の実家が爆破され、<一柳>と高校の同級生である<佐々木>の妹<安珠>の事務所にも爆発物が届けられてきます。
海外留学生絡みの裏情報を訊こうと<吉岡雄馬>は、公安部に所属する兄<龍太>の部署に出向きますが、そこで国際的サイバー犯罪者の<C>の名前が浮かんできます。
主人公<一柳美結>の高校時代に何か事件があることを読者に匂わせながら、ネットを巧みに操る<C>の犯人像に迫りきれないうちに事件は不本意な捜査で終結、首謀者である<C>の正体を求めて次巻に引き継がれます。
投稿日 2015-07-20 08:19
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投稿日 2015-07-20 08:24
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投稿日 2015-07-20 08:57
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投稿日 2015-07-20 09:00
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