ブリの照り焼き@憩い処【乾杯】兵庫区福原町13-1
5月
14日
<ブリ>はアジ科ブリ属の魚で、関西では80センチ以上の大きさを<ブリ>と呼んでいる出世魚です。
天然物は少なく養殖物がほとんどですが、年間を通してスーパーなどで並んでいますので、使いやすい素材だと思います。
<サバ>には若狭湾から京都まで通じる「鯖街道」がありましたが、<ブリ>にも富山湾で水揚げされた<ブリ>を「越中ブリ」として飛騨街道を通じて高山に入り、塩を施して「飛騨ブリ」と名を変え、野麦峠を超えて松本に至り、そこから信州各地に広まりました。
その飛騨街道等を<鰤街道>と呼んでいました。
今では、日本全国津々浦々まで一日あればモノが届く時代ですが、街道を通して山間部に運ばれる貴重な海産物は、当時の生活にとっては貴重な品だったことだと思います。