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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(27)『こいわすれ』畠中恵(文春文庫)

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今年の読書(27)『こいわすれ...
本書は、江戸町名主の跡取り息子<麻之助>を主人公に据えた 『まんまこと』 シリーズの第三弾目になります。

相変わらず幼馴染の同じ町名主で色男で女たらしの<清十郎>、堅物で品行方正な見習い同心<吉五郎>とともに、神田町内や江戸に起こる謎めいたことや揉め事の解決に紛争する様子が6話、ユーモアたっぷりに描かれています。

『鬼神のおつげ』では、「富くじ」を題材に江戸時代の「庚申待」などの風習を絡ませて、江戸物として興味深く読めました。

本書では女房<お寿ず>が懐妊、町名主の跡取りとして頑張る<麻之介>でしたが、早産で無事に生まれず女房も亡くなってしまいます。
全体の物語の流れからして、突然に<お寿ず>を亡くならす必要性があるとも思えず、今後の展開に向けての伏線なのかなと、少し寂しい気分で読み終えました。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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モンブラン
モンブランさんからコメント
投稿日 2015-02-17 22:10

自分で読ますいつもブログで拝読するだけですが、なにか落語の世界ねような恋わすれですね。落語作家のような感じさえします。江戸の下町の匂いがします。今江戸川柳に挑戦中ですが、むずかしいです

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2015-02-18 04:59

江戸時代物は、現在のような緊張感がある内容ではありませんので、どこかのんびりと読み流せる雰囲気が気に入っています。
モンブランさんの江戸川柳、楽しみです。

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