今年の読書(122)『人間にとって成熟とは何か』曽野綾子(幻冬舎新書)
10月
12日
大人としての「成熟」とは何かを、全18話の体験談を通してまとめられています。
・・・「人間の努力がなくていいわけではない。しかし努力でなにごともなし得るというわけにはいかない。そう思えることが、一人前の大人の状態だ」
・・・「成熟した人間というものは、必ず自分の立場を社会のなかで考えるものだ」
・・・「品を保つということは、一人で人生を戦うことなのだろう。(略)自分を失わずに、誰とでも穏やかに心を開いて会話ができ、相手と同感するところと、拒否すべき点を明確に見極め、その中にあって決して流されないことである」
いつもながらの小気味の良い文体で、心に響く箇所が多々ある一冊でした。
投稿日 2014-10-13 07:23
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投稿日 2014-10-13 07:48
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投稿日 2014-10-13 09:10
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投稿日 2014-10-13 09:13
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