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- 今年の読書(91)『燔祭の丘』篠田真由美(講談社ノベルス)
表紙の副題に「建築探偵桜井京介の事件簿」と書いてある通り、本書は大学院生の<桜井京介>が歴史ある建築物にまつわる事件を解決するシリーズとして、1994年4月に刊行された『未明の家』に始まり、15巻目の本書『燔祭の丘』(2011年1月)でシリーズとして完結です。
建築設計を生業としていますので、『未明の家』から読み始め、5巻ごとを節目とする第2部までの10巻目あたりまでは読み続けていましたが、その後の第3部からは読んでいませんでした。
「シリーズ完結!!」という帯の文字が目に留まり、久しぶりに手にしてみました。
残念ながら、推理小説としての事件モノではなく、主人公<桜井京介>の出自に関する内容で、このシリーズを続けて読んでいない読者には登場人物との関係などを含め、意味が分からないだろうとおもいます。
おそらく第3部の5巻シリーズにおいて、それなりの伏線が敷かれていると思いますが、これだけを読んでは楽しめない内容でした。
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