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今年の読書(75)『武士の献立』大石直紀(小学館文庫)

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今年の読書(75)『武士の献立...
本書は、昨年の12月14日、松竹・北國新聞社共同制作として公開された映画『武士の献立』のノベライズ作品です。

6代目の加賀藩主<前田吉徳>の側室<お貞の方>に使える女中の<春>は、江戸の有名な料亭の娘で、料理の手ほどきを小さい頃から仕込まれていました。
一度は商家に嫁いだ<春>ですが、気の強さが災いして一年ばかりで出戻ってきます。

そんな折、加賀藩江戸屋敷の料理方<舟木伝内>に料理の腕を見込まれ、ぜひ息子<安信>の嫁にと懇願されてしまいます。
熱心な<伝内>の口説きに負け、<春>は江戸から金沢へと嫁入りするのですが、4歳年下の<安信>は、「包丁侍」という立場に満足せず、料理には目もくれることなく剣術に励み、これには何かの裏事情あるのではと感じ始めます。

加賀藩のお家騒動を背景に、料理を通して家族や男と女のヒューマンドラマが楽しめる一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2014-06-12 09:32

コレ、映画になりました?

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2014-06-12 09:36

はい、昨年に映画が公開されています。
『武士の家計簿』という映画の、加賀藩を中心とする2作目だったはずです。

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