第12回(2009年)日本ミステリー文学大賞新人賞を、受賞した作品です。
神奈川県警機動捜査隊の女性刑事<クロハユウ>を主人公とする、警察小説ですが、また新しいヒロインの登場を予感させる作品でした。
港湾地区の埋め立て地に置かれた冷凍コンテナの中から、14人の男女の凍死体が発見され、睡眠薬を飲んだうえでの集団自殺と判明しますが、また別の冷凍コンテナから同様の凍死体が発見されます。
合同の捜査本部内の同僚の嫌がらせやを受けながらも、独自の発想と協力者のもと、事件の真相に迫って行きます。
物語の要となるのは、ネット上の自殺サイトの掲示板であり、また主人公<クロハ>自身が参加しているヴァーチャルな空間との絡みがリンクしており、ナイフでの連続殺人事件と並行しながら、悲しい結末を迎えます。
同じ<クロエ>を主人公の続編も出ているようで、<誉田哲也>の<姫川玲子>シリ-ズに続く女刑事として、目が離せません。
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投稿日 2013-02-25 15:39
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2013-02-26 10:02
ワオ!と言っているユーザー