「1ドル=159円28銭~159円30銭」(3月19日)
3月
19日
19日の東京外国為替市場で、円相場は4営業日ぶりに反落でした。17時時点では前日の同時点に比べ49銭の円安・ドル高の「1ドル=159円25〜26銭」で推移しています。
中東情勢を巡る懸念が根強い中で原油先物価格が再び上昇し、「有事のドル買い」や日本の貿易収支悪化を意識した円売りが先行しました。
18日、世界最大規模とされるイランのサウス・パルス・ガス田が攻撃されたと報じられています。その後、イランはカタールにある液化天然ガス(LNG)の拠点を攻撃したとも伝わりました。中東からのエネルギー供給が滞るとの懸念が一段と高まり、米原油先物相場が上昇。基軸通貨で信用力が高いとされるドルに「有事の買い」が入りました。中東からエネルギーの大半を輸入する日本の貿易赤字が広がるとの思惑も円売り・ドル買いを促しています。
夕刻にかけて円は「1ドル=159円10銭台」まで下げ渋っています。19日、日銀は金融政策決定会合で政策金利を(0.75%程度)に据え置きました。<植田和男総裁>は記者会見で、原油高を受けた基調的な物価上昇率の方向性を短期間で見極められるか問われ「どちらの方向にいきそうか、変動するとしてどれくらいの程度か短期間でもわかる可能性はある」などと述べています。市場では、早期利上げ観測の後退を見込んでいた市場参加者がいたと思われるが、(植田氏が)言質を与えず、円の売り持ち高を手じまう動きが出ています。
日本政府による円買い為替介入への警戒感も円の支えでした。<片山さつき財務相>は、19日午前、為替相場の変動に「しっかり構えさせていただく」などと語っています。1月23日の日銀総裁会見の後、介入の前段階にあたる「レートチェック」の観測が流れたのも海外勢を中心に意識されました。








田中 久史
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