今年の読書(18)『ベンチには年寄りを入れなさい』江本 孟紀(ワニブックスPLUS新書)
3月
26日
いよいよ明日27日(金)から、今年のプロ野球ペナントリーグが開幕します。
そんなこともあり、手にしたのが、2025年8月22日に発売されています<江本 孟紀>の新書『ベンチには年寄りを入れなさい』です。
「ベンチがアホやから野球がでけへん」との迷言を残して<阪神タイガース>(監督:中西 太)を退団した<江本 孟紀>が、日本のプロ野球について、自論を述べています。「日本の野球はメジャーリーグに食われ、先人が築いた伝統がうしなわれつつある」、球界運営から、監督のあり方、選手の心構え、ルール改悪など、幅広く自論を展開しています。
<大谷翔平>の大活躍で、日本の放送局は高額の放映料を払って中継に乗り出していますが、その裏では、米国における野球の不人気が挙げられています。今年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)においても、Netflixが独占放映で、米国の不人気分を日本市場でカバーしようという裏側が見えておりました。
監督論では<川上哲治>、<金田正一>、<西本幸雄>を引き合いに出し、「オヤジ」型と呼び、若い選手との信頼を築くことに苦労し、グラウンドでは厳しい指導を貫いています。それが野球の魅力を磨いたとみています。だか近年は「アニキ」ガタが増え、ベンチで選手と一喜一憂の姿を批判しています。
そんな著者がいちもくおいているのが、<藤川球児>監督です。どっしりと落ち着いた采配が光るとしています。年長者のコーチに選手の指導を任せ、自身はチームの運営に徹していると分析しています。著者の洞察は、監督1年目でのリーグ優勝で反映されています。
〈もうやん〉の印象から、野OBの毒舌論のように捉えられがちになると思いますが、一読すれば野球愛を実感できると思います。
さて、<阪神タイガース>の<藤川球児>監督は、明日の巨人との開幕戦いいスタートが切れるでしょうか。









shiropoko