長期金利、一時「2.095%」に上昇
12月
22日
22日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債(380回債、表面利率1.7%)の流通利回りが一時、「2.095%」に上昇(債券価格は下落)しています。1999年2月以来、約26年10カ月ぶりの高水準となりました。
国債は売られると価格は下がり、利回りが上がる仕組みです。長期金利は上昇傾向が続いており、19日には(2%台)を超えて終値で(2.020%)を付けていました。
日銀の利上げが継続するとの見方に加え、<高市早苗政権>の財政悪化懸念が、金利の上昇圧力となっています。
日銀は19日の金融政策決定会合で、政策金利を現行の(0.5%)程度から(0.75%)程度に引き上げることを決めています。<植田和男総裁>は「(追加利上げをしても)実質金利は極めて低い」と述べており、日銀が来年も利上げを続けるとの見方が広がっています。
<高市早苗政権>が掲げる「責任ある積極財政」で国債増発への警戒感が強まっていることも金利を押し上げています。市場関係者は、2026年度予算案は120兆円超と過去最大になる見通しで、債券は買い手がいないとみています。
一方、22日の東京株式市場で、日経平均株価は一時前週末比1000円超上昇し、5万円台を回復しています。
【追記】<12:47>に、週末19日の終値より(0.085%)高い(2.100%)をつけています。









kito