227&228缶 業界初のブリ油漬&調理缶 シーチキンEvery(エブリ)&オイル不使用シーチキンEvery(エブリ)の実食と解説
10月
16日
こんなツナ缶です
■おねだん
ふつう(どちらも220円くらい)
■魚の種類
ブリ(国産)
■液汁の種類
・油漬け(大豆油)#エブリ
・液汁を寒天で固めたやつ #オイル不使用エブリ
■身のほぐし方
しかくいほぐし肉
■おすすめの食べ方
君ブリに身構えることなかれ
オイル不使用は油入り水煮運用が適
業界初・ブリのツナ缶
2023夏発売。マグロ類のかわりにブリを使ったツナ缶。これをツナ缶と呼ぶのは厳密には誤りだが、ツナ缶ブログでは一貫してツナ缶の一つとして紹介する。その理由は長くなるので畳んでおく。
シーチキンエブリ・オイル不使用シーチキンエブリの違いは、前者が一般的な油漬缶であるのに対し、オイル不使用はオイル不使用シーチキンマイルド(No.206)などと同じく液汁を寒天で固めた仕様なこと。どちらも味付けはオニオンエキスと食塩、うまみ調味料のみで、野菜エキスは使われていない。
筆者が手に入れたのは2023年の静岡缶詰まつり(ドリームプラザ 20201007)だった。少々手に入りづらいが、おそらく初年度16.8万缶という比較的シーチキンの初動としては小さいローンチをしているためと思われる。シーチキンエブリのほうはしずてつストアで見かけた。どちらも2023.8製、どちらも富士冷缶詰工場OEM。
缶を開けたところ
どちらも同じくらいの大きさの身が入っている。シーチキンマイルドより正方形に近づいた身だ。
エブリの方を食べてみると、かなり脂っこい。食感も硬い。味も濃い。何回でも噛んでいけそう。ツナ缶の淡白な食味に慣れているほど驚くと思う。
ふつうのシーチキンLフレーク等と似た味だがとにかく脂身が濃くなっているため、最初は分量控えめでトライしてみることをおすすめしたい。
オイル不使用エブリのほうを食べてみると、ふつうのエブリとはうってかわってさっぱりした食味になる。しかし脂っこさはあまり変わっていないため、オイル不使用ながら食べてる感覚は油入り水煮に近い要領だ。生臭さはまったくない。
オイル不使用シーチキンマイルドなどとは全く違う次元の味がするので、使う前に一度味見してから料理に投入してほしい。
食べ比べた上で、適性料理は
・シーチキンエブリ…濃い味と油が必要な料理、チャーハンや炒め物系に適している。レンチンパスタに混ぜるのもあり
・オイル不使用シーチキンエブリ…濃い味でありながらオイル不使用なので、既存シーチキンを代替してサラダやツナ丼などに
あたりだと考える。
どちらにせよ、シーチキンの新たな価値創出に成功した製品と言えるだろう。とくにオイル不使用シーチキンエブリは見た目以上に懐の広い製品なので、臆せずさまざまな使い方にチャレンジしていける。
問題は入手性の低さと、特価品の普及品ツナ缶より一回り高いことだろうか…値段の問題は量産性が解決してくれそうだけど…
☆各種評価(シーチキンエブリ油漬)
・グレード ★★★★☆ 3.6
・価格 ★★★★☆ 3.7 #220円/個くらいで売ってる
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.2 #調理前に味見を
・入手性 ★☆☆☆☆ 0.5 #入手方法が不安定
・原産国 国産
☆スペック(シーチキンエブリ油漬)
内容量 70g
235kcal/缶 タンパク質10.2g 食塩相当量0.7g
原材料 ぶり(国産)、大豆油、食塩、オニオンエキス/調味料(アミノ酸等)
JAN:4902560022644 製造固有記号/AK +SO28
はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ
Tuna canning review No.227
☆各種評価(オイル不使用シーチキンエブリ)
・グレード ★★★★☆ 3.6
・価格 ★★★★☆ 3.7 #220円/個くらいで売ってる
・味覚評価 ★★★★☆ 4.0 #濃さと要件がかみ合ってる
・入手性 ★☆☆☆☆ 0.5 #入手方法が不安定
・原産国 国産
☆スペック(オイル不使用シーチキンエブリ)
内容量 70g
55kcal/缶 タンパク質10.4g 食塩相当量0.6g
原材料 ぶり(国産)、食塩、オニオンエキス、寒天/調味料(アミノ酸等)
JAN:4902560022675 製造固有記号/AP +SO28
はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ
Tuna canning review No.228
ツナ缶スーパーリンク!
・(No.71-2)シーチキンマイルド
→これがカツオのシーチキン。
・(No.08-6)シーチキンLフレーク
→これがキハダマグロのシーチキン。
・(No.170)シーチキンフレーク
→これがビンナガマグロのシーチキン。なぜ列車内でレビューしてるのかは謎。