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ツナ缶レビュー zu-mix3.0

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  • ハッシュタグ「#油漬」の検索結果78件

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■初めての方は、国産ツナ缶の面白いとこをつまみ食いできる #めずらしいツナ缶 がおすすめです。

ゴースト「ツナ缶にしき」にご用の方は、←からどうぞ。



 おしらせ

 ・zu-mix3.0自家通販でツナ缶解説本を手売りしています。クレカ対応。

 ツナ缶レビューに大ボリュームの解説を交えた「ツナ缶の本 The Unlimited」が人気です。




いなば ライトツナフレーク(ミネラルウォーター使用)を食べたレビュー

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いなば ライトツナフレーク(ミ...

  いなば食品 ライトツナフレーク



  (ナチュラルミネラルウォーター使用)

  まぐろ油漬けフレーク・普及品









☆コメント

 いなばの普及品で、ライトツナ・スーパーノンオイル(海外製)の油漬けバージョン。

液汁にナチュラルミネラルウォーターが含まれており、通常の油漬より油のくどさが相対的に落ちている。カロリーの差は殆ど無し。

※ライトツナ・スーパーノンオイルには国産品もあるよ!



 ツナ缶ブログがまったく同じ種類のツナ缶を取り挙げるのは殆どない。炙りビントロ(ブログNo.03、薄い本1.5のNo.43)くらいだ。

No.03で2013年製のものを、No.43(薄い本1.5)は2015年製のものを取り挙げている。2年も経てば味もフィーリングも若干の差違が出るし、炙りビントロは高級品なのだから。



……このようなお約束を並べた後ではあるが、画像からして既視感のあるツナ缶だ。缶詰デザインも原材料も3年前に取り挙げた「いなば ライトツナ」にそっくり。

しかしバーコードも違う、製造固有記号も違う。あと内容量。10グラム削いで、原材料まぐろも「きはだまぐろ」から「まぐろ」に変わっている。ここまで違えば別商品扱いにしても問題なさそう。

 一般論として、原材料まぐろを指定しない「まぐろ」のほうが、仕入れの都合でメバチやコシナガを混ぜられるため、コストが低くなる。フレークだと殆ど気づかないレベルだが食味が変わる。

「きはだまぐろ」と指名したらキハダしか投入できず、不漁が続くとコストは高くなる。その反面、食味や身の色は整っている。



 該当ロットは2016.6月製造。味は変わっているのか、それともお値段同じで中身が減っただけなのか。

 一度食べたツナ缶を忘れることはない筆者が挑む。



☆缶を開けたところ

  

 前より少し量が減ってるのは、一目でわかった。しかし、ほぐし身は当時より大きくなっている。

ミネラルウォーター配合のおかげで、量の割に胃にキにくい。勿論パサパサもしてない。



 ツナ缶レビュー第1号・3年前のいなばライトツナには「身が細かすぎる」というデメリットがあったが、本作はそれを克服していた。物価高によって減った中身の分を品質底上げでカバーしている点は特筆に値する。

 入手性も非常に良いため、手頃な普段使いのツナ缶としてローリングストックしておくと便利だ。



☆各種評価

・グレード ★★☆☆☆

・価格   ★★☆☆☆ #107円/個

・味覚評価 ★★★☆☆ #前よりよくなってるぞ

・入手性  ★★★★☆ #スーパーにも薬局にも

・原産国  タイ



☆スペック

内容量 70g

215kcal/缶 食塩相当量0.6g たんぱく質11.8g

原材料 まぐろ、大豆油、ナチュラルミネラルウォーター、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)

JAN:4901133064159 製造固有番号YOA

輸入者 いなば食品株式会社(静岡市清水由比北田114-1) 製品ページ



Tuna canning Review No.61
#いなば食品 #油漬

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レヴクリエイト ライトツナフレークを食べたレビュー

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レヴクリエイト ライトツナフレ...



  レヴクリエイト ライトツナフレーク

  きはだまぐろ油漬けフレーク・廉価品





☆コメント

 激安スーパーでその姿を見かける、ありふれた輸入ノーブランド。きはだまぐろ使用ではあるが実売価格は3缶190~250円程度なので、筆者の入手価格は高い。

 なぜかマムでバラ売りしていたので、手を出した。2016.4月製。

 輸入廉価品の例に漏れずスチールふたを採用しているため、開缶にコツが要る。



  

「この食塩相当量は!………

ウソをついてる『味(誤植)』だぜ……」





☆缶を開けたところ

  

 油ひたひた、中身は細かい。身はやや固めで塩味も強い。

 液汁が相当ギトギトしているため、飲み干すにはそれなりの覚悟が欲しい。

 

 ……少なくとも筆者はBest Sourceとはほど遠い感想を抱いた。安売りされるツナ缶にはそれなりの理由がある。しかし、実売70円程度でまぐろ油漬になる点はメリットになり得るのだろう。



☆各種評価

・グレード ★☆☆☆☆

・価格   ★★☆☆☆ #98円/個

・味覚評価 ★☆☆☆☆ #お値段未満

・入手性  ★★☆☆☆ #激安スーパーで見かけるかも

・原産国  フィリピン



☆スペック

内容量 80g

262kcal/缶 食塩相当量0.7mg

原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸)

JAN:4580250591825 製造固有記号LR02PKGK

輸入者 株式会社レヴクリエイト (静岡県磐田市宮本218-2)

Tuna canning review No.60
#きはだまぐろ #スーパーPB #油漬

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バロー(valor) Vセレクト まぐろフレークを食べたレビュー

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バロー(valor) Vセレク...



  バロー(valor) Vセレクト・まぐろフレーク

  きはだまぐろ油漬けフレーク・廉価品





☆コメント 

 中部地方をメインにスーパーを展開する、バローのプライベートブランドがVセレクト。

 バローのPBツナ缶はこの数年でたびたび変化を遂げている。筆者の知る限り(2009)最初はまるなか知床食品のきはだ油漬で、その後2013年辺りから「Vセレクトを外したマルナカ製めばち油漬」を経て、気づいたらこのホテイOEMになっていた。

 この間に値上がりを続け、3缶198円→3缶248円→3缶268円となっている。3缶198円だった頃は価格を凌駕する究極のツナ缶として学生時代の筆者を支えたが、現在は微妙な価格帯のツナ缶だ。迫り来る円高とインフレーションに耐えられなかったのだろう。

 



 ☆缶を開けたところ

  

 輸入ツナ缶の割に身がやや大きく固めの食感。油も多い。

 若干の生臭さとえぐみがあるが、極端に生臭いわけではない。良くも悪くも値段なりの味がする。

 

 ありふれた輸入ツナ缶の中ではまだ順当な品質を残しているように思える。しかし、時代の流れと共に価格がふたまわり高くなってしまった。

 もう30円足すとシーチキンNewLフレークに手が届くことを考えると、二の足を踏んでしまう消費者は多そう。





☆各種評価

・グレード ★☆☆☆☆

・価格   ★☆☆☆☆ #89円/個

・味覚評価 ★★☆☆☆ #値段なり

・入手性  ★★☆☆☆ #バローおよびVドラッグに常在

・原産国  タイ



☆スペック

内容量 80g

220kcal/缶 食塩相当量0.7g

原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス/調味料(アミノ酸等)

JAN:4539114046063(単品)/4539114046087(3缶) 製造固有記号RS

輸入者 (株)ホテイフーズコーポレーション(静岡県静岡市清水区蒲原4-26-6)

Tuna canning review No.54


#きはだまぐろ #スーパーpb #油漬

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はごろも シーチキンLフレーク(OKTロット)混入と同工場のロットを食べた

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はごろも シーチキンLフレーク... はごろも シーチキンLフレーク...



  はごろもフーズ シーチキンLフレーク

  (OKTロット) 普及品



☆コメント

 【ツナ缶ブログの特殊記事である。昨今報道のあった異物混入の解説を多く含むため、食事中や空腹の読者には注意して読んでいただきたい。また、11月1日の2012年製ツナ缶にあった羽虫混入に関しては解説していない】

 ※シーチキンLフレークの記事はこれで3つめなので、缶詰に関する真面目な詳説は古い方の記事を、

 熟成を進めたOKTロットに関する情報はクリスマスの記事を参照されたい。







 2016年10月27日、缶詰業界に大きな衝撃が起こった。

 2年弱ほど前に製造したシーチキンLフレークに、虫の異物が混入していたことが明らかになった。メーカーは10月13日に個別対応のみ行ったが、27日にメディアの報道で背中を刺された構図である。当日中にプレスリリースを上げたものの、初動対応の遅さを指摘する声も少なくない。

 この異物混入が起こった「当該工場」こそ興津食品(OKTロット)であり、29日には既に操業停止と保健所の立ち入りを余儀なくされている。また、2014年にも2012.9月製造のシーチキンLフレークに虫の異物が混入してして個別対応を行っていたことが明らかになったほか、11月2日時点で操業停止が続いてる・はごろもから28日以降の公式回答がない等、混乱が収まる様子は見られない。

 

 最初の虫混入の経緯を要約すると「本来空缶は製造の直前までシュリンクされている。しかし、シュリンクはがす→ラインに乗せる間に昼休みを挟んだ。その際空缶に虫が入り込んで、そのまままぐろや油を詰めて巻き締めてしまった」というものである。

 缶切りなしで開けられるイージーオープン缶は、強度確保や巻き締め不良を防ぐため開け口のほうを底にして詰めたり巻き締めるケースが多く、中身を詰めたあとの目視確認は難しい。また、虫は動物性タンパク質そのものであるため、異物混入の発見に役立つX線検査装置も無力だったと考えられる。

 今回の混入では「NHK甲府が報道した写真には、虫が腹を向けた向きで写っていた(=空缶の時点では生きているときの姿である背中を向けている)」という点からも、虫が身の下敷きになったという線が非常に濃厚である。

(EO缶でも巻き締め口が上になるものとして、片方にしか缶蓋がない製品が挙げられる。今回のシーチキンLフレークは上下ともに缶蓋があり、トップ写真1枚目の栄養成分書いてある方の缶蓋を巻き締めている。誤りがあると知ってそうな現場の方はメール等で一報願いたい)



 したがって、まぐろを裁断する機械や、油を注ぐ機械、それらのライン工程で虫が混入したわけではないため、「虫のエキスが入ったツナ缶は他に作られていない」と考えている。

 

 そのような中、報道を受けて売り場から該当ロットを引き上げるスーパーが増え、G2ロット等のみが残っているケースや、そもそもシーチキンLフレークやはごろも煮までも引き上げたスーパーさえみられた。

 筆者は「まだ自主回収の公式発表はないし、情報伝達の遅い特定スーパーなら在庫をまだ引き上げていないのではないか」と予想を立て、静岡駅から40キロほどのツナ缶買い付けに出た。空振りを懸念して、ガソリン代のかからない自転車で。

 

 目論見は当たっていた。市中のスーパーからは消滅していたが、普段から買い付けに重宝してた辺境のスーパーやお土産店には在庫が残っていた。



 ☆缶を開けたところ

  

 当たり前だが、異物は入っていない。

 全体的な味覚は普段のシーチキンLと変わらず、2年前にレビューしたG2ロットのものとまったく変わらない。

 しかし、まだ一ヶ月程度のツナ缶だ。まだ熟成は進んでおらず、やや身が固く荒々しい傾向にある。特に問題は感じられない。

 

 Web上の世論はシーチキンにも興津食品にも否定的・感情的なものが多数で、特に興津食品への風当たりは絶望的なものになっている……だが、上記の経緯からして「発生確率は減らせるが、現実的にゼロにはできない事故」と筆者は強く考えている。

 興津食品は再発防止の徹底と謝罪文のリリース程度は行うべきで、はごろもはOEM先としての自覚を持つほか抜き打ち検査等の充実も図って欲しい。逆に言えばそれ以上の結末は求めていない。

 

 全ての国産ツナ缶と缶詰会社を愛する筆者として、ツナ缶の多様性を損なうようなバッドエンドにはならないでほしい……と願う。



☆各種評価

・グレード ★★★☆☆

・価格   ★★★☆☆ #168円/個

・味覚評価 ★★★★☆

・入手性  ☆☆☆☆☆ #市場から消えてしまった?

・原産国  国産



☆スペック

内容量 70g

206kcal/缶 食塩相当量0.6g

原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)

JAN:4902560012409 製造固有記号OKT 賞味期限2019.9.17

販売者 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ

Tuna canning review No.51



 ☆参考資料

・ダイヤモンドオンライン「シーチキンの炎上、「公表しない」宣言が運命を分けた」

http://diamond.jp/articles/-/106719
#きはだまぐろ #はごろもフーズ #めずらしいツナ缶 #気合の入ったツナ缶レビュー #油漬

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極洋(キョクヨー)ライトツナ 【国内詰】を食べたレビュー

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極洋(キョクヨー)ライトツナ ...
“国内詰の商品です。

 サラダ、オムレツ、コロッケ、チャーハンなどなど色々な用途にご利用いただけます。”



  極洋(キョクヨー) ライトツナ 【国内詰】

  まぐろ油漬けフレーク・普及品



☆コメント

 極洋というとサバ缶や海外詰のツナ缶が市場の圧倒的多数を占める。スーパーで見かけるのは9割方タイ産のほうだろう。

 しかし、国産ツナ缶もわずかに販売している。今回はたまたま百均に置いてあったものの、その販路は解明できていない。



 伊藤食品がOEM製造している。伊藤食品が極洋製缶詰を製造する場合、KHKBという製造所固有記号を使うようだ。



☆缶を開けたところ

  

 明らかに油が多く、ひたひたしている。

 身は機械ほぐしだ。若干赤みを帯びているため、めばちまぐろだろうか。

 下味の濃さと少々の魚臭さが懸念事項。



 そのまま食べるには向かない。

 しかし、メーカーの用法通り(野菜の水気で味が薄くなる)サラダや、(チキンライスに埋もれない味を求められる)オムライスに合わせるには向いているかもしれない。上述の欠点を埋め、きちんと仕事するツナ缶になる。



 伊藤食品はスチール缶をOEMすると塩味が濃くなる会社なのか? 自社製ツナ缶やかもめ屋OEMはそんなことないのに。



☆各種評価

・グレード ★★☆☆☆

・価格   ★☆☆☆☆ #108円/個 レモン草薙店

・味覚評価 ★☆☆☆☆ #調理したい

・入手性  ★☆☆☆☆ #販路がまったく不明

・原産国  国産



☆スペック

内容量 80g

247kcal/缶 食塩相当量0.8g

原材料 まぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス

JAN:4972195020049 製造固有記号KHKB

販売者 株式会社極洋(東京都港区赤坂3-3-5) 製品ページ

Tuna canning review No.39
#油漬

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pal*system(パルシステム) ツナフレークを食べたレビュー

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pal*system(パルシス...
“あえる、のせるだけで一品になるすぐれもののツナ缶。”



  pal*system(パルシステム) ツナフレーク

  きはだまぐろ油入り水煮・普及品



☆コメント

 食品の宅配サービス「生協パルシステム」が企画した、原材料の安全性にこだわったツナ缶。

アミノ酸等の化学調味料は使用せず、野菜スープも国産の乾燥野菜から調味されている。油は自社製の圧搾絞り菜種油

 製造はいなば食品。いなばお得意の油入り水煮によって、カロリーも抑えている。



  

 缶を開けたところ。身の大きさは廉価品よりやや大きく、シーチキンLフレークよりは小さい。

 品の良い下味がする。ちゃんと自己主張がありながら、ドレッシングや醤油といった他の調味料とケンカしない。



 価格と味、適した料理のバリエーションのバランスが取れている。高級ツナ缶とは異なり、常備常食に向いたツナ缶といえる。

 ごはんにかけてもよし、サラダにかけてもよし。安価においしくタンパク質をプラスできる。



 (……製品ページに書いてはいないが、この缶の内側はすずの溶出を抑えるエポキシ加工では?

 いなばのライトツナ国産品は普通にブリキブリキしてたし。)



☆似ているツナ缶

かもめ屋 ライトツナ ──こちらも下味に定評あり。原材料の安全性を突き詰めたもう一つの答え。

☆各種評価

・グレード ★★★☆☆

・価格   ★★★☆☆ #確か160円/個 配送料別途 

・味覚評価 ★★★★☆ #下味の奥深さよ

・入手性  ★★☆☆☆ #パルシステム加入者専用

・原産国  国産



☆スペック

内容量 70g

158kcal/缶 食塩相当量0.6g

原材料 きはだまぐろ、野菜スープ、菜種油(菜種は遺伝子組換えでない)、食塩

JAN:なし 製造固有記号なし

販売者 パルシステム生活協同組合連合会(東京都新宿区大久保2-2-6)

製造者 いなば食品株式会社(静岡県静岡市清水区由比北田114-1) 製品ページ

Tuna canning review No.37


#いなば食品 #きはだまぐろ #スーパーPB #油漬

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マルハニチロ 記憶をサポートする油そのままツナフレークMを食べたレビュー

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マルハニチロ 記憶をサポートす...
"DHAには認知機能の一部である、数・ことば・図形・状況などの情報の記憶をサポートする機能があることが報告されています。"

  マルハニチロ 記憶をサポートする

油そのままツナフレークM

(まぐろ油漬 オリーブオイル仕立て)

  きはだまぐろオリーブオイル漬フレーク・高級品



☆コメント

 マルハニチロが16年7月に発売したばかりの、機能性表示食品ツナ缶。

認知機能で機能性表示食品を取った、初めてのツナ缶でもある。



 先発品のいなばライトツナDHA に比べ、およそ5倍近いDHA含有量があるのが特徴。

このDHAを余すことなく摂るため「油を切らずにそのまま、または油ごと調理してお召し上がりください」という表記がある。

発売日が7月1日で、製造日は2016.06.01。キレイに並んでいる。



 固有記号はQで、きちんと缶に山梨罐詰のOEMであることが明記されている。

はごろものOEMを受け持ったり、自社でびんながまぐろ油漬を作っている老舗缶詰会社だ。



  

 缶を開けてみたところ、身はやや大きいものが多く含まれている。オリーブオイルの黄色も目立つ。

ツナ自体は一般的なそれよりやや塩味が強く、まろやかさも少ない。身の固さや食感は標準的。

原材料には無い醤油をあらかじめ垂らしてあるかのような第一印象。かわりにスープと油のとろみがよく出ている。



 以前あったような機能性ツナ缶は「味が薄い」「パサパサする」というデメリットが目立ったが、そういったデメリットを克服したツナ缶だった。

味の濃さは他の調味料を減らすきっかけになりうる。





☆各種評価

・グレード ★★★☆☆

・価格   ★★★★☆ #213円/個

・味覚評価 ★★★☆☆ 

・入手性  ★★☆☆☆ #ドラッグストア等

・原産国  国産



☆スペック

内容量 70g

219kcal/缶 食塩相当量0.6g DHA880mg

原材料 きはだまぐろ、オリーブ油、精製魚油、食塩、野菜エキス/調味料(アミノ酸等)

JAN:4902165550511 製造固有記号Q

販売者 マルハニチロ株式会社 (東京都江東区豊洲3-2-20)

Tuna canning review No.35
#きはだまぐろ #機能性ツナ缶 #油漬

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気仙沼ほてい 三陸ホワイトツナを食べたレビュー

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気仙沼ほてい 三陸ホワイトツナ...



  気仙沼ほてい 三陸 ホワイトツナ

  びんながまぐろ油漬けフレーク・高級品



☆コメント

 気仙沼ほていは、やきとり缶やツナカル等で知られるホテイフーズ(清水区蒲原)のグループ会社である。

静岡と気仙沼というと600キロ近い距離があるが、その結束は非常に強い。もとはホテイの中で輸出向けの味付けツナ缶・ドレッシングツナを重点的に製造していた拠点だ。



 このツナ缶はもともと自社製造・身内向けの贈答品として扱われていたらしい。三陸近海のびんながまぐろのみを主原料とし、地産地消にこだわっている。

 東日本大震災で工場に甚大な被害を受けたものの、11年12月には工場を再開した。

同時に震災復興アイテムとして人気を博した…が、ほとんど取り挙げている情報源は見つからなかった。



 仕事で仙台を訪れ、その折たまたま藤崎(仙台の老舗百貨店)で見つけた。

筆者も存在は知っていたが、ネット通販での扱いも2016年4月現在でゼロだったことから、既に生産終了した品だと思っていた。しかし入手ロットは2016年1月製造であり、現在も製造が続いていて非常に販路の狭いツナ缶だったこと推察される。



  

 缶を開けたところ。

 一般的なフレークよりとても身が大きい。チャンク(サイコロ大の身)の一歩手前にまでなっている。

 米油をツナ缶に組み合わせるケースはあまり見かけないが、サラサラしている。オリーブオイルよりサラサラ感がある。

 食感と歯ごたえはフレークの中で最高クラス。間違いなく由比缶詰のまぐろフレーク缶を上回る。やや塩味が効いているものの、えぐみは無い。



 どの料理にも高い汎用性を誇るフレークであること、どの料理とも喧嘩しない食感。

イタリア料理から酒のつまみ、サラダにのせてもマヨネーズで和えてツナサンドしてもいける。

 何かの料理に特化しているわけではない反面、どの料理と合わせても高水準のクオリティを期待できる。



 和歌山よりは多いものの、非常に貴重なことに変わりはない宮城県製ツナ缶。

 気仙沼ほていの他、三洋食品(石巻)やミヤカンといった少数精鋭のメンツが集まっている。これから販路の拡大を願ってやまない。





☆各種評価

・グレード ★★★★★ 4.5

・価格   ★★★★☆ 3.8 #249円/個 藤崎の地下

・味覚評価 ★★★★★ 4.7 #食味食感とも文句なし

・入手性  ☆☆☆☆☆ 0.3 #商品情報なし、実店舗の扱いほとんどなし

・原産国  国産



☆スペック

内容量 90g

250kcal/缶 食塩相当量0.7g

原材料 びんながまぐろ、米油、食塩(天日塩)、チキンエキス、調味料(アミノ酸等)

JAN:4986302202051 製造固有記号なし

製造者 気仙沼ほてい株式会社 (宮城県気仙沼市魚浜町13番地)

Tuna canning review No.34



☆参考資料

・中日新聞「時代を超えて ツナ缶の物語<番外編> 「商品届ける」一心に」


http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/economy/special/list/2015/CK2015052602000214.html

#びんながまぐろ #めずらしいツナ缶 #宮城勢 #油漬

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駒越食品 ニッポンツナホワイトを食べたレビュー

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駒越食品 ニッポンツナホワイト...

  駒越食品 NIPPON TUNA W

  (ニッポンツナホワイト)

  びんながまぐろ油漬けフレーク・普及品



☆コメント

 まぐろ中とろ缶が有名な駒越食品のびんなが油漬。

普及帯の価格で、他の普及帯びんなが油漬缶に比べれば店頭で見かける機会も多い。Wは草でも芝でもウィキペディアのアイコンでもない、ホワイトの意味だ。

 16年6月に本社で購入した詰め合わせから。2015.10月製。



  

 身はかなり大きい。油以外の調味料の都合か、他社の製品より少しまろやかな味付けとなっている。

 びんなが油漬として見ると「油が若干くどい」が、価格を考えれば許容範囲だろうか。普及品のきはだ油漬によくあるくどさ。



 身が大きく塩分の引っ込んだ食味──という特性を考えると、お醤油やマヨネーズとという定番素材で引き立て、家系ラーメンのトッピングに使うのが美味しい食べ方だろうか。

そのまま食べるのは中級者向け。追加調味料なしだとごはんの甘みと喧嘩してしまう、ツナ缶としては妙な挙動を示す。



 ……駒越食品のイメージが「高コストパフォーマンスの缶詰屋」になりつつある。



☆各種評価

・グレード ★★★☆☆

・価格   ★★★☆☆ #148円/個

・味覚評価 ★★★☆☆ #うすあじ

・入手性  ★★☆☆☆ #静岡市内のスーパーと本社通販

・原産国  国産



☆スペック

内容量 80g

246kcal/缶 食塩相当量0.5g

原材料 びんながまぐろ、大豆油、野菜スープ、食塩、砂糖、調味料(アミノ酸等)

JAN:4517072000143 製造固有記号なし

製造者 駒越食品株式会社 (静岡市清水区駒越東町10-8) 製品ページ

Tuna canning review No.33


#びんながまぐろ #油漬 #駒越食品

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和久魚問屋 金華伊達かつおを食べたレビュー

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和久魚問屋 金華伊達かつおを食... 和久魚問屋 金華伊達かつおを食...
“旬の三陸沖、本物の旨さがここに。”

驚異の価格を持つかつお油漬。廉価品の比にならない、主役のツナ缶。

  和久魚問屋 金華伊達かつお

  かつお油漬けフレーク・高級品



☆コメント

 金華かつおは、宮城県の金華山周辺海域で漁獲され石巻港で水揚げされたかつおのことを指す。

 WAKUインターナショナル(和久魚問屋)はかつおのたたきが有名な宮城県の企業だが、製造地はタイになっている。これには、「当社の缶詰は、震災復興に協力して頂いた事に、感謝の気持ちを込めて、当社原料を缶詰業先進国のタイで製造して頂いております。」という但し書きが入っている。

 入手ロットは2013.11製。2年半前に作られたもので、相当熟成が進んでいる。





  

 身の細かさはシーチキンマイルド(国産の方)と同じくらいか。

 かつお油漬の廉価品と一線を画す味だ。かつお特有の臭みは殆どないし、油もくどくない。

大きな部分はしっかりした食感がある。身の下味がしっかりついているため、醤油など追加の調味料は不要だ。



 唯一デメリットがあるとしたら、この下味が強すぎるということ。塩と玉ねぎ由来のしょっぱさと僅かな酸味がある。あっさり系のツナ缶が欲しい人、常備品としてまとまった数をストックすること、その辺の用途には向かないと思う。

 一言で表わすなら「主役のツナ缶」。このポテンシャルをうまく活かしてご飯の添え物にしたり、炒め物に投入して引き立つだろう。



☆各種評価

・グレード ★★★★★

・価格   ★★★★☆ #216円/個 オークワ 新宮仲之町店 

・味覚評価 ★★★★☆ #下味強くて料理を選ぶ

・入手性  ★☆☆☆☆ #通販で買えます。実店舗の扱いほとんどなし

・原産国  タイ



☆スペック

内容量 80g

234kcal/缶 食塩相当量0.7g

原材料 かつお(宮城県石巻産)、大豆油、野菜エキス、食塩、粉末玉ねぎ、調味料(アミノ酸)(原材料の一部に大豆を含む)

JAN:4526409113524 製造固有記号FD

輸入者 WAKUインターナショナル(株) (宮城県石巻市魚町一丁目5-7 2F) 製品ページ

Tuna canning review No.31


#かつお #油漬

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