著者の前作 『償い』 に次ぐ(幻冬舎文庫)として2冊目です。
アメリカに渡り生活苦のために自分の卵子を売った<朝倉木綿子>は、自分が癌に罹り子供の産めない体になったとき、16歳になろうかという子供を探偵により見つけ出します。
おりしも見つけ出した<柏木恵哉>は、一家4人殺害事件の容疑者として警察が出向いたときに窓から逃げ出し、マンションの屋上から飛び降り自殺をしてしまいます。
<木綿子>は<恵哉>が真犯人とは思えず、育ての親<絹恵>から交友関係の情報を聞きだし、同じく探偵を雇い自らも事件の真相を探り始めます。
現代医学のもたらす卵子や精子の提供者と、「氏より育ち」といわれる育ての親の問題を、ミステリー仕立てでの問題提議だと感じさせる一冊でした。
池波正太郎の短編に『梅雨の湯豆腐』というのがありますが、やはり寒いこの時期に「湯豆腐」は似合う一品です。
久保田万太郎の名句、「湯豆腐や いのちのはての うすあかり」(1963年:昭和38年) は、人生の紆余曲折を経てきた冬の晩年の憧憬が目に浮かびます。
【鈴ぎん:福寿】の「湯豆腐」(350円)は、昆布出汁ではなく、寄せ鍋と同じ出汁を使い、豆腐が入っていますので「湯豆腐」となっているようですが、具だくさんの野菜で体が暖まります。
20日の<大寒>も過ぎ、これから春に向かう日々が続きますが、まだまだ「湯豆腐」の人気は続きそうです。
名称としては「たこの酢の物」が正しいとおもうのですが、居酒屋では「たこ酢」との表示をよく見かけます。
「酢の物」とは、「膾(なます)」のことですが、今ではおせち料理に使われる「紅白膾」などでしか使われず、「酢の物=酢を利用した和え物」として呼ばれるのが一般的です。
元々の発祥は中国のようで、野菜だけの「酢の物」は「膾」、魚介類の入る「酢の物」は「鱠」と文字を使い分けているのは、さすが漢字文化だと感心してしまいます。
調理には二杯酢・三杯酢・土佐酢・甘酢等ありますが、酢そのものを食べるのが目的ではなく、野菜や魚介を栄養価の高い「生に近い」状態で食べるという、先人の生活の知恵に感謝です。
イタリア産の完熟トマトを使用した、【ナポリタン】(128円:スーパーマルハチ)です。
「ナポリタン」といえば喫茶店メニューの定番で、ケチャップを使い、玉ねぎやピーマン・ベーコン等の具材が一般的でした。
今回のパスタソースは柔らかいソースで、フライパンで焼かれた「ナポリタン」とのイメージとは異なります。
完熟トマトを使用しているとのことで、甘味を感じるソースの仕上がりです。
具材は、<玉ねぎ・にんじん・ピーマン・マッシュルーム>です。
ソースとしてパスタにかけていただくよりは、フライパンでパスタといっしょに炒めた方が水分が飛び、黒胡椒をかけるといい感じになるような味わいでした。
紙のような薄い花弁が、八重に万重に重なり合う姿が、とてもきれいな<ラナンキュラス>です。
キンポウゲ科キンポウゲ属に分類され、西アジア~ヨロッパ東南部が原産地、十字軍によりヨーロッパに持ち帰られ品種改良が進み、現代の系統は主にオランダで改良されています。
和名としては「ハナキンポウゲ(花金鳳花)」と名付けられていますが、園芸業界では一般的に<ラナンキュラス>として流通しています。
花の色は白色・赤色・黄色・桃色を主流に、紫色や緑色も見かけますが、写真の品種【マコン】のように、なんとも魅惑的な色合いに驚いてしまいます。
今宵の肴は、「ポテトサラダ」(200円)を肴に、キリンビールです。
隣のオネイサンが、「男の人は、ポテトサラダが好きやねぇ~」とのお声掛けがあり、とりとめもない会話が続きました。
オネイサン、徳之島出身で今年還暦を迎えられます。「オネイサンとそんなに歳は変わりませんよ」と言えば、「兄ちゃん、若く見えるやん」と返され、苦笑いです。
以前にいただいた、徳之島の「みかん(クニン)」がおいしかった話しをしましたら、送ってもらうクニンやニンニクの葉は、おいしいから誰にも分けないとのことで、「それなないやろ」と横合いからチャチャが入ります。
ニンニクの芽は知っていましたが、ニンニクの葉を食べるとは知りませんでした。
次回オネイサンにお会いした時、忘れずに料理方法などを教えていただくつもりです。
写真は市内の某所ですが、4軒共同じような外観をしていますので、おそらく分譲建売住宅だとおもいます。
各戸のカーポート横に、それぞれ<ゴールドクレスト>が植え込まれているのですが、各戸により成長の度合いが違うのに足が止まりました。
<ゴールドクレスト>は、アメリカ原産のヒノキ科ホソイトスギ属の成長が早い針葉樹ですが、分譲当初は小さな苗木だったと想像します。
写真の右が西側ですが、2軒目の<ゴールドクレスト>だけがなんだか寂しげな姿に、夏場の水やりを失敗して枯らしたのかなと、気になりながら眺めておりました。
阪急神戸三宮駅西口側の階段を下りた向かえにある、細い通りの中にお店があります。
店名通り、大きなじゃがいもと人参・茄子が入った「やさいカレー」(500円)が名物ですが、あまりにもじゃがいもが大きすぎて、敬遠していました。
お昼ご飯をとブラついていましたら、「辛口カレー」が新メニューとして登場していました。<ピリピリ刺激、汗と涙の狂想曲>というキャッチフレーズに、辛党としては見逃すわけにはいきません。
辛口メニューとしては、「辛口かつカレー」・「辛口エビフライカレー」(700円)と「辛口チキンかつカレー」(600円)があり、「チキンかつ」にしました。
んん~、残念ながらキャッチコピーの期待とは程遠く、コップのお水も口を付けることなく返却です。
このレベルで<辛口>とすれば、普通のカレーではとてもわたしには甘すぎるとおもいます。
少しばかり前に、<植え込み>の前に置いてある神戸市のマークの付いたプランターに、神戸市中部建設局が 撤去指示書 を張り付けていたのを紹介しました。
神戸市のマークの付いたプランターに、神戸市の建設局がわざわざ撤去するお知らせをすること自体、意味が分かりません。
プランターを設置しているのは公園緑地課などの部署だと考えますが、横の連絡もなくつながりもないというお役所仕事の典型でしょうか。
本日、置かれていたプランター5個が、取り除かれているのを確認しました。
残念がら「オシロイバナ」の絞り模様の採集場所が、また一ヶ所なくなってしまいました。
【ギリア】として流通しているモノには、いくつかの品種があります。
写真のように小さな5弁花の花がたくさん集まって球状になる<レプタンサ>、<レプタンサ>によく似た花の小さな<カピタータ>、一重の青紫色の5弁花に、花芯の部分が黒く目立つ<トリコロール>の3種が一般的です。
ハナシノブ科ギリア属の一年草で、北米西部・カリフォルニアやオレゴンを中心に約30種ほどが分布しています。
どれも花茎が長く伸び、切れ込みのある柔らかい印象の葉が印象的です。
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