今宵のビールの肴は、「ゲソ天」(250円)にしました。
この(ゲソ)は「スルメイカ(鯣烏賊)」のモノで、生で食べて身がやや硬く、甘みにかけるために市場に出回るイカの中では安価ですが、国内で漁獲されるイカの半分以上が本種であるため「真イカ」とも呼ばれています。
炙った 「スルメ」 は酒の肴として重宝しますが、「ケンサキイカ」を干した製品が高級品とされて「一番するめ」と呼び、「スルメイカ」は「二番スルメ」と呼び分けられています。
当て字では「寿留女」と書かれますが、長寿を願い言祝ぐことで「寿」、「留女」は嫁ぎ先で長く留まるようにとの願いを込めて、「スルメイカ」の干したものが結納の縁起物として使われています。
今宵、酒呑み仲間の<ペコちゃん>からいただいたおすそ分けは、地元神戸の老舗店<菊水總本店>の【やわらか焼】です。
神戸港開港に伴い、1868(明治元)年に、湊川神社正門前に「お茶飲処 お饅頭屋」として創業、1872年に神社の社殿が完成した時に<楠正成>の姿を焼きいれた「瓦せんべい」を売り出し、長く神戸の土産品として親しまれてきました。
和菓子離れの影響を受け売り上げが低迷、地元企業の<UCC>の支援を受けていましたが、2010年1月をもって廃業、元社員の奮起で同年3月16日から再開しています。
この【やわらか焼】は、直径20センチ弱の大きさがあり、「瓦せんべい」の風味そのままにカステラ風に焼き上げた煎餅です。
柔らかいしっとりとした口当たりが、硬い「瓦せんべい」とはまた違った味で楽しめました。
相方が勉強会で出された仕出し弁当を持ち帰り、本日のお昼ご飯になりました。
箸袋にある店名の【味礁】と電話番号で、尼崎市水堂町2丁目にある宅配弁当専門店だと知り、サンプル写真より(1800円~税抜)のお弁当のようです。
ご飯が少ないかなと感じたのですが、おかずの種類が多く、食べ応えがありました。
おかずとしては、<かぼちゃ金団・白菜と豚肉煮・煮物類・ミニロールキャベツ・鶏肉ロール・ピーマン炒め・ステーキ>で、どれも上品な味付けです。
食べ終わり箱を処分するためにバラしますと、なんと弁当容器の下に「発熱剤」が仕組まれていて、そういえば箱に10センチばかり紐が出ているのに気が付いていましたが、てっきり飾り紐かなと思い、アツアツのお弁当を食べそこないました。
コンビニの「サークルKサンクス」は、神戸牛専門店「吉祥吉」と兵庫県下の農家「兵庫大地の会」と共同開発したお弁当【神戸牛ガーリックライス】(450円)と直巻きおにぎり【神戸牛わさびマヨ】(180円)を、来る5月26日(火)より近畿2府4県の「サークルK」と「サンクス」のお店で、各7万食限定で販売されます。
具材には但馬牛のなかでも特に厳しい審査基準を合格した「神戸牛」を使用し、お米は兵庫県内の若手米作り農家25名からなる兵庫大地の会の「兵庫県産ヒノヒカリ」(神戸米)を使用しています。
【神戸牛ガーリックライス】は、神戸牛ステーキ専門店で作るガーリックライスのレシピを参考に作られ、みじん切りにしたニンニクで香り付けをしたオイルで炒めら、【神戸牛わさびマヨ】は、神戸牛のひき肉を炒め、薄口醤油で風味付け、わさびマヨが添えられています。
神戸市とローソンの共同で取り組んだ、「神戸市包括連携協定」 に基づいた商品の開発もありましたが、神戸の食材の認知度が高まればと期待しています。
阪神神戸三宮駅構内に、(スクラ三宮店)として<フレッシュベーカリー【神戸屋】>があります。
名称として「神戸」が使われていますが、本社は大阪市淀川区にあり、神戸創業とかの関係はありません。
店名の由来は、創業者が神戸の製パン会社に勤めていた際、大阪で「神戸パン」という名前で販売を行っていたことからで、持ち帰り袋には創業1918(大正7)年と表示されています。
この「彩り野菜カレーとソーセージ」、幅4センチばかりの細長い形状で1センチ強のソーセージが挟み込まれ、パンの中にカレー餡が詰まり、<赤ピーマン・緑ピーマン>等がのせられて焼かれています。
パンはバター味の効いたパイ生地的な感触で、カレー餡・ソーセージの味もいいのですが、価格が1個(313円)という高級品でした。
赤紫色の花を咲かせる【ラミウム・ビーコンシルバー】ですが、残念ながら花は咲いていませんでした。
目立たない小さな花ですので、どちらかといううと「葉」を楽しむ傾向にあり、匍匐性がありますのでグランドカバーによく利用されています。
シソ科オドリコソウ(ラミウム)属の常緑多年草で、日本に分布している 「ヒメオドリコソウ」 や 「ホトケノザ」 の仲間にあたります。
本種は「ラミウム・マクラトゥム」種の園芸品種で、葉は卵形、葉の縁は鋸葉で、なんといってもシルバーリーフのきれいな植物です。
お客さんから頂いたお土産品の漬物の汁がもったいないと考えた<大将>、漬け汁の再利用を考えてキャベツを中心に作られました。
ご自分用のまかない料理としての試作品でしたが、味見されたお客さんから「おいしい」とお褒めの言葉があり、気分良くした大将からおすそ分けです。
何の漬物だったのかは訊きそびれてしまいましたが、常に料理やお店の肴として考えられている心構えが素晴らしく、足を向けるわたしも、目新しい肴に期待しながらの訪問にならざるをえません。
先だっては<大衆酒場「尾張屋」>にて、いい塩梅の 「イワシ酢」 をお替りしてしまいましたが、今宵「イワシ刺し(酢〆)」(250円)がありましたので、迷わずに注文です。
「青魚」に目がないわたしですが、この「青魚」という単語はわたしの岩波国語辞典ではなぜか掲載されていない言葉で、不思議に思える単語です。
通常「イワシ」は、<真鰯>・<片口鰯>・<潤目鰯>の3種類が有名ですが、下魚と呼ぶにはどれも味わい深い魚です。
大将から「わさびもありますが」と訊かれましたが、おろし生姜でいただくのが、「イワシ」の味を一番引き立ててくれます。
住宅街のとある玄関前で、おとなしく止まり木に佇んでいる<フクロウ>を見かけました。
神戸では昨年4月に、南京町に「ビビ&ジョージ」というフクロウカフェが初めてオープン、その後7月に元町商店街3番街に「ふくろうの家」がオープンしています。
癒しを求められるのか結構人気があるようで、どちらのお店も1時間でソフトドリンクが1000円という価格です。
フクロウ目フクロウ科フクロウ属の猛禽類だけに、<フクロウ>用のペットフードがあるのかもしれませんが、飼われている人はどのような餌を与えているのか、気になるところです。
常連客は店名が【たつの】だと知っていましたが、先代のときの暖簾には店名がなく、皆さん「パチンコの横にある立喰いうどん屋」とか、「東口の中2階のうどん屋」などと抽象的な表現で会話をされていました。
気難しい先代の店長が亡くなられてだいぶ経ちますが、久しぶりに「ぼっかけ(うどん)」(350円)を食べてきました。
神戸では蕎麦はあまり食べられず、麺類といえば(うどん)ですので、単に「ぼっかけ」というだけで「ぼっかけうどん」として通じます。
良く似たメニューに「すじうどん」がありますが、これは薄目に味付けした牛すじ肉をうどんを作るときに出汁と一緒に煮こんだもので、「ぼっかけ」は濃いめに味付けした牛すじ肉を、うどんの上に「ぶっかけ(ぼっかけ」)たモノを指します。
いつもながら、よく煮込まれた大き目の牛すじ肉と細うどんとの食べ合わせが絶妙で、出汁も最後の一滴までおいしくいただいてきました。
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