一般的には「ボラ」の卵巣を塩漬けし、塩抜きしたあとに天日干しで乾燥させたものを「カラスミ」と呼んでいます。
立ち飲み屋さんの肴としては、珍しく「カラスミ」(350円)がありました。
江戸時代より肥前国(佐賀県・長崎県)の「カラスミ」、越前国(福井県)の「ウニ」、三河国(愛知県東部)の「コノワタ」は、ともに日本三大珍味として称賛されてきています。
日本酒で塩抜きされた風味で柔らかく、ねっとりとしたチーズに似た味わいが濃厚で、貴重な味が楽しめました。
今宵、口切で選んだ瓶ビールの肴は「若狭カレイ一夜干し」(150円)です。
地方により様々な呼び名が多々ありますが、近辺では「笹カレイ」でしょうか、正式な標準和名は「ヤナギムシカレイ(柳虫鰈)」です。
「若狭カレイ」を甘塩でゆっくりと干しあげた一夜干しは旨みが凝縮、その味わいは非常に繊細ですので、醤油をかけるなどは<ご法度>の極みです。
塩気を少なめにし、「若狭カレイ」が持つ身の旨みを十分に楽しめるのが一夜干しで、塩気を少な目にしますと、一般的に魚の生臭さが残るものですが、この「若狭カレイ」は生臭さがありません。
頭と中骨・しっぽだけを残し、骨離れの良い白身を、縁側ともどもおいしくいただきました。
夏場限定メニューだとおもいますが、「ミニ牛めし冷やしとろたまうどんセット」(590円)がありました。
前回、 「山かけネギトロ丼」 を食べたときに気が付きました「生ビール」(150円)との組み合わせです。
「牛めし」に、生姜と七味をたっぷりと振り掛け、「冷やしとろたまうどん」は、半熟たまごに山芋のとろろがかかっており、口当たりよくいい感じです。
セットとして「味噌汁」がついていますが、うどんの出汁がありますのでわたし的には不要で、その分値段を下げてほしいなと感じながら、おいしくいただいてきました。
正式な名称が分かりませんので、具材としてパンの中に<ハム>が入り、パンはサクサクとした「クロワッサン」でしたので、とりあえず「ハムクロワッサン」としました。
この手の調理パンには珍しく、「トマトケチャップ」がかけられているのに驚きましたが、味わいに違和感はありませんでした。
バターたっぷりのコクのある味わいと、ハムの食感が合い、おいしくいただきました。
幹の窪みをうまく利用して、<繭>が作られていました。
一般的には「蛾」におけるモノを指し、幼虫の口から繊維質状の糸を吐き、これを綴り合わせて袋状の構造を自分の体の周りに作り、その中で<蛹>になります。
成虫になるとその一部を破って羽化しますが、この袋状の構造を<繭>と呼んでいます。
全ての「蛾」が<繭>を作るわけではなく、「スズメガ」類は地表の物陰で<蛹>になりますし、「蝶」のほとんどは<繭>を作りませんが、「ウスバシロチョウ」のような例外もあります。
この<繭>、幹の窪みを利用していますので背面には糸を吐かなくて済み、随分と省力化の<繭>ですが、どの「蛾」の<繭>かまでは同定できる知識がありません。
早くても9月ごろから付き始める【むかご】ですが、早くもできていました。
「塩ゆで」 ・ 「煎る」 ・ 米と一緒に焼きこむ「むかごめし(零余子飯)」などとして、秋の山の幸が楽しめますが、たしか「零余子」も「零余子飯」も秋の季語だったはずです。
【むかご】の葉もまだまだ緑色ですが、黄色くなりかける頃が熟した目安です。
誰かに先を越されて採られる心配がありますが、これからの収穫が楽しみです。
町内で、空き家を解体して新築戸建住宅の工事が始まります。建築工事の担当業者さんが、挨拶状と手土産品を持参、工事の挨拶に来られました。
手土産品として頂いたのが、卓上海苔【智慧ちゃんの須磨のり】です。
「河昌」は2011年に創業40年を迎え、それを記念して出来たキャラクターが「智慧(ちえ)ちゃん」です。
須磨寺(お大師さん)と網島天満宮(天神さん)を結ぶ道を「須磨 智慧の道」と名付けているのにあやかっています。
兵庫県の海苔の養殖が始まったのは1955年以降になってからですが、須磨や播磨灘沿岸のいい環境に恵まれ、今では一位の佐賀県に次いで二位の生産量を誇っています。
今宵のビールの肴は、<中川店長>に話のきっかけとして、「もやし炒め」(280円)にしました。
前回 「もやし炒め」(3) のとき、ブログル仲間の<dote>さんから、「もやし炒めというよりは野菜炒めですね」のコメントをいただきました。
そのことが頭の隅にあり、<中川店長>に「なぜ野菜炒めとしないのですか?」と尋ねましたら、「野菜炒めはキャベツが入りますので、嫌いな人が多く注文がでないんですよ」とのお言葉、メニュー表示ひとつで売り上げが全然違うそうです。
一見普通に思えるメニューの名称も、それぞれ呑み助の好き嫌いの裏事情が隠れているようです。
調子よく【ハイボール】をお連れさんと呑んでいた<ふじやん>ですが、相方の人がギブアップ、「ファルコンさん、呑んで」とおすそ分けが届きました。
わたしがウイスキーを呑むときは「ダブルロック」が基本ですので、味の薄い【ハイボール】は水にしか思えず、普段呑むことはありません。
もともと「ハイボール」はバーの世界ではカクテルの一種で、蒸留酒(ウイスキー・ウオッカ・ジン・テキーラ・ブランデー・泡盛・焼酎等)やリキュールを、ソ-ダやトニックウォーター・フレッシュジュースで割ったモノを指しますが、日本ではウイスキーをソーダ水で割ったものを、なぜか「ハイボール」と呼び慣わしています。
神戸には「コウベハイボール」というバーが、閉店する1990年3月15日まで旧朝日会館の地下にありました。
<ウイスキー・ソーダー・グラス>をどれもキンキンに冷やし、氷を入れません。氷を入れないことで最後まで味が変わらずにいただけます。
長いカウンターのお店でしたが、おすそ分けの【ハイボール】で、ふと昔を思い出しました。
暑い時期には、体力補強のために「餃子」とビールは欠かせません。
本日のお昼ご飯は、久しぶりに【燕楽】の「ギョーザセット」(600円)に「生ビール」(380円)の組み合わせです。
かわいいオネイサンを目当てに出向きましたが、残念ながら厨房の中で<大将>のお手伝い、客席側は<ママ>さんが忙しく動かれていました。
いい焼き具合の「餃子」に、香の物は「キムチ」で、どちらも「生ビール」の肴としての相性はピッタリです。
フルサイズの「ラーメン」に胡椒を効かせて、おいしくいただいてきました。
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