ファルコン植物記(1946)【バイカオウレン】
3月
1日
日本固有種として、本州の福島より南側、四国に分布しています。山地帯から亜高山帯の針葉樹林の林床や林縁に生育しています。
花径15ミリほど、花弁のように見える白い部分は、<蕚>が変化したモノであり、本当の花びらは中心に近いところにある黄色いスプーン状の部分です。花の形が梅の花に似ているオウレンの仲間なので、梅花オウレンの名前があります。
また、葉の姿がウコギ(五加木)に似ているので【ゴカヨウオウレン(五加葉黄連)】の別名があります。属名のコプティスはギリシア語のコプト(kopto:切り離す)に由来し、葉が深く切れ込む姿にちなんでいます。