本日7月7日(旧暦)は、五節句のひとつ「七夕」の日に当たります。
空き地に<ササ>が生い茂り、昆虫などがたまに葉の上で休憩していますが、<ササ>自体は品種名の確定が難しく、いまだ取り上げていませんでした。
<ササ(笹)>は、<竹>に似たイネ科タケ亜科の小型の植物で、両者の区別がつきにくく、この群は<竹・笹・バンブー>と大きく3つに分けられます。
<バンブー>は、地下茎が横に伸びずに株立ちとなり大型で、熱帯地域に分布しています。
<竹>は、地下茎が横に伸び、茎葉当社は鞘(皮)に包まれていますが、成長するとその基部から外れて節があらわになります。また約120年周期で花が咲き、その後枯れ死してしまいます。
<笹>は、<竹>と同じで地下茎が横に伸びますが、茎を包む鞘(皮)がはがれずに、枯れるまで残っており、開花は40~60年周期で訪れて花後に枯れ死してしまいます。
また<竹>の葉は格子目がありますが、<笹>は縦に走る平行脈からも区別ができます。
茎が柔らかく枝垂れて育つ【バコパ】は、ハンギングや寄せ植えの端に植えられて、鉢の縁から垂らして育てるのに適しています。
ゴマノハグサ科ステラ属の半常緑多年草で、原産地の南アフリカに約130種ほどが自生、別名として属名の「ステラ」で流通しています。
花径は2センチ程度、花冠は星形に5つに裂け、茎や小さな卵形の葉には毛が生えており、縁がギザギザの鋸葉です。
以前には同じ白色の花弁の中に赤紅色の輪が入る 【バコパ】 を紹介していますが、この種も品種改良が多く、八重咲きや斑入りの葉、夏の高温多湿に強い品種などが登場しています。
今年の春先に 赤い花の【ボケ】 をアップしましたが、直径6センチばかりの凸凹した「実」が実っていました。
果樹特有の生り年が【ボケ】にもあるようで、今年は巡り合わせがいいのか何個か枝に出来ています。
酒呑みはすぐに、梅酒やカリン酒よりも珍重されている「ボケ酒」を想像してしまいます。
果肉は硬く酸味と渋みが強いので生食にはむかず、輪切りせずにそのまま焼酎に漬け込みますと1年ほどで飲めるようになり、黄金色で上品な味と香りに仕上がります。
9月~10月頃には黄色く熟し、これを利用して「ジャム」も作れますが、左党にはあまり関係がありません。
茎の両側に葉が互生してつき、先端から花茎が出て一輪目の開花から、複数の花を順次咲かせつつ球形状の花序になる【エピデンドラム】の大きな植木鉢を、某住宅の玄関横で見つけました。
ラン科エピデンドラム属の植物で、原産地は中南米、「カトレア」(ラン科カトレア属)の近縁種に当たります。
原種は約1000種とも言われ本来の花色は橙色ですが、多くの園芸品種が育成され花色も多彩になり、 淡い黄色 や 赤桃色 などを紹介してきました。
【エピデンドラム】の多くは細い茎ですが、写真の種は割と太い茎を持っていますので、原種に近い品種かなと見ています。
道路脇の歩道に並べられた寄せ植えの植木鉢から、茎が垂れるように咲いている、シソ科オレガノ属の【オレガノ・ケントビューティー】を見つけました。
ヨーロッパ・地中海に15~20種ほどが分布、草姿は変化に富み、形態により「オレガノ」を代表とする<オレガノ種>、「マジョラム」をはじめとする<マヨナラ種>、本種が含まれる<花オレガノ>の3種に分けられ、前者2種は茎葉を料理やお茶に利用する「ハーブ」として、<花オレガノ>は主に観賞用として栽培されています。
花のすぐ下に付く<苞葉>が、大きく発達、花弁のように桃色や淡い黄緑色に色づき、花は重なり合った<苞葉>の間から顔を出すように咲いています。
以前に金平糖かアポロチョコかと思わせる 蕾の【カルミア】 を紹介しましたが、綺麗に花が開いていました。
ツツジ科カルミア属として、北アメリカからキューバにかけて7種ほどが分布する常緑樹、その中でも広く普及しているのが「ラティフォリオ種」で、園芸的にはこの種を指して【カルミア】と呼んでいます。
花径2センチ前後、浅いお椀のような形の花を球形状に咲かせ、白い花弁には赤い斑点が目立ちます。
酸性の土壌を好み、成長しますと樹高は5メートルほどになります。
< 2015年6月29日 >
<2015年5月30日 >
先月は新しい芽が3本出て、大きく成長してくれました。
気温も高くなり5月以上に6月はたくさんの芽が出るかなと期待したのですが、、新しい芽がなかなか顔を出さず、後ろの葉が10日、前の葉が15日頃と新しい2本が伸びてきてくれました。
1年前に鉢を取り替えて 中心部 に植え替えましたが、古い葉が順番に枯れ落ちたりして、配置的に偏りかけています。
雰囲気的に前側に繁殖していきそうですので、今しばらくはこのままで様子見です。
本日は、フランスの飛行士であり小説家であった<アントワーヌ・サン=テグジュペリ>(1900年6月29日~1944年7月31日)のお誕生日です。
『飛行人間』(1931年)や『人間の土地』(1939年)などが有名ですが、なんといっても1943年にアメリカで出版された『星の王子さま』は大人気を博しています。
この【サン=テグジュペリ】は、フランスの<デルバール>社が2003年に作出、花径12~13センチの大輪で一茎に一輪豪華な花を咲かせ、ダマスク系の匂いを漂わせます。
『星の王子さま』の故郷の星「B612」には、わがままな<バラ>が登場しますが、のちに妻の<コンスエロ>をモデルにしたとわかり、「あたしって、世界でただひとつの花なの」の台詞は、愛妻家の彼の心境がよくわかる言葉です。
アルミフェンスの格子の隙間から、特徴ある花姿と細い花茎の「スペキオ・キンギアヌム」が顔を出していました。
ラン科セッコク属の常緑多年草、品種名通り「スペキオスム」とオーストラリア原産の「キンギアヌム」との交配種で、寒さに強い特徴を持っています。
1892年、イギリス王立園芸協会に品種登録されており、白色から淡い桃色の花弁の花を咲かせます。
株の形態が多くの【デンドロビューム】と異なり、根元が太く上部に行くほど茎が細くなり、やや堅いバブルの上部に葉を付けます。
上部の葉の間にある節から花茎を伸ばし、たくさんの小輪花を穂状に咲かせています。
近所の空き地に団扇大の葉を茂らせ、花径10センチばかりの黄色い花が咲いていました。
よく見ますと、どうやら【カボチャ(南瓜)】を栽培されているようです。
ウリ科カボチャ属のつる性植物の総称で、特に食用となる果実を指し、原産地は南北アメリカ大陸です。
日本には今の「日本カボチャ」が渡来したのは、<徳川家康>が生まれた1542(天文11)年にポルトガル人が種子島に漂着した際、鉄砲と共にカンボジアから持ち込まれたと言われています。
雌花は雌しべだけ、雄花(写真)は雄しべだけしかなく、大きな畑での栽培ですと雌雄が混ざり合い虫を介して受粉も可能ですが、家庭菜園では雌花と雄花を栽培する面積が必要で、実がなるのは難しいかなと眺めておりました。
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