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神戸:ファルコンの散歩メモ

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  • ハッシュタグ「#動物」の検索結果871件

ファルコン昆虫記(110)ヤブガラシの花に【ホシミスジ】

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空き地の木に絡みつくように咲いています 「ヤブガラシ」 の花に、【ホシミスジ(星三條)】を見つけました。
人の気配に敏感な蝶で、なかなか近寄れませんが、なんとかズームで取り込めました。

チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科ミスジチョウ属に分類されています。
<ミスジ>ということで、翅に白斑の列が三列はっきりと表れています。

本種は、最前列の白斑模様が不連続で、かつ後翅の付け根に黒点があり、これが和名の「ホシ」がつく由来です。
近縁には、「コミスジ」や「ミスジチョウ」がいますが、この最前列の白紋の形の違いでも、見分けることができます。

翅を開いてよくとまっていますが、翅を開いたまま羽ばたかずに滑空するという「イチモンジチョウ亜科」独特の飛び方を見せてくれます。

幼虫は、ユキヤナギやカエデ、コデマリなどを食草としていますので、都会でもたまに見かけることができる蝶です。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(109)枯れた白木蓮の葉の上に【セトウチフキバッタ】

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ファルコン昆虫記(109)枯れ...
「フキバッタ(蕗飛蝗)」は、全体に黄緑色の体色で、成虫でも翅が短く退化していて、飛ぶことができません。
目の横にある黒側条も特徴的な部分で、胸部と後脚のあいだに、薄褐色の退化した翅が見てとれます。

バッタ科フキバッタ亜科で、世界中に120属890種以上が数えられ、日本では3種1亜種が分類されています。
以前までは、北海道にしかいない「サッポロフキバッタ」と、本州以南に生息する「ミヤマフキバッタ」と大きく分類されていました。

飛べないということで地域格差のある個体の分化が進み、今では多種に分類されて名前が付けられています。

写真の後脚の下部(太ももの後ろ側)の部分に赤茶(紅)色が入るのが、【セトウチフキバッタ】で、他の「フキバッタ」には見られない色の特徴です。

付けられている和名から、(蕗)がおもな食草だと分かりますが、クズやフジバカマなど、幅広く食用にしているバッタさんです。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(108)ツタバウンランに【ヤマトシジミ】(3)

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ファルコン昆虫記(108)ツタ...
都会でもよく見かける蝶の一種ですが、せわしく飛び回る【ヤマトシジミ(大和小灰蝶)】ため、なかなか撮影する機会に恵まれません。

朝の食事中でしょうか、花径5~6ミリの 「ツタバウンラン」 の小さな花で吸い蜜している【ヤマトシジミ】に出会いました。

シジミチョウ科ヤマトシジミ属の小さな蝶で、飛んでいても撮影はほとんど諦めていますが、今年も運よく撮影ができ、ささやかな散歩の記録を留めることができました。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(107)せわしなく動き回る【キマワリ】

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ファルコン昆虫記(107)せわ...
【キマワリ(木廻)】は、体長20ミリほどの、甲虫目カブトムシ亜科ゴミムシダマシ科キマワリ亜科の昆虫です。

成虫の体は楕円形で背中が盛り上がり、上翅には縦筋が入り、腹面は平らです。
特に脚が体長に比して長い特徴があり、幼虫・成虫とも朽木などを食べています。
雑木林の樹木や幹の上、倒木の朽木などに生息しており、とにかくせわしなく動き回りますので、撮影する方も気合いをいれて付き合わないと、ピントが合いません。
木の回りをぐるぐる動き廻りますので、和名の「木廻(り)」の由来でもあります。

人間にとって、益もなく害もない昆虫で、都会でもたまに見けけるのですが、知名度は低い昆虫さんです。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(106)目が合いましたね【ヒカゲチョウ】

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残念なことに、全身を撮ることができませんでしたが、塀の向こう側の葉の上にとまっている【ヒカゲチョウ(日陰蝶)】と目が合いました。
いくどとなく各種の「蝶」の撮影は、アングルなどを考えていますと飛んで逃げられるという失敗を繰り返していますので、とにかく写すことが最優先です。

チョウ目(鱗翅目)タテチョウ科ジャノメチョウ亜科に分類されていますが、日本固有種です。

いくつかの例外はありますが、ジャノメチョウ亜科の多くは、種名の一部に「ジャノメ」もしくは「ヒカゲ」のどちらが付く場合が多く、総称的に「ヒカゲチョウ」と言われる場合があり、区別するために別名「ナミヒカゲ」とも呼ばれています。

花蜜をあまり好まず、薄暗い木陰に生息して樹液や熟した果実などに集まる傾向が強い蝶です。

眼状斑紋のきれいな蝶で、よく似た蝶に「クロヒカゲ」がいますが、後翅の中央部に入る褐色帯の形が違いますし、「クロヒカゲモドキ」は、前翅先端部の眼状斑紋は3個で、【ヒカゲチョウ】は2個ですので同定ができます。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(105)ナズナの花に産卵中【モンシロチョウ】(2)

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ファルコン昆虫記(105)ナズ...
少し止まってはまたヒラヒラと飛び立つのを繰り返していましたので、吸い蜜ではなさそうだと見ておりましたら、やはり【モンシロチョウ(紋白蝶)】の産卵動作でした。

 「ナミアゲハ」は<ミカン系> の「葉」に産卵しますが、【モンシロチョウ】は、アブラナ科の植物に産卵します。
本来は、キャベツなどの葉の裏側に産卵場所を求めますが、都会ではキャベツ畑はありません。
その代用として、同じアブラナ科の「ナズナの花」に卵を産み付けます。
卵の大きさは1ミリほどで黄色く、ミニコーンを小さくしたような形状で、表面はブツブツとしています。

約一週間ほどで孵化しますが、一番最初に食べるのは自分が出てきた「殻」で、蛋白質が豊富に含まれています。

腹部を折り曲げるように「花」に産卵するのは、「ツマキチョウ」も行いますが、ハチなどの天敵に見つかりやすい場所ではないかと、心配してしまいます。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(104)黄色い斑紋に黒点がある【キオビツチバチ】

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体長30ミリばかりの大きさがあり、全身が真っ黒く、迫力ある【キオビツチバチ】です。
「ダールベルグデージー」の、1センチばかりの小さな花の中で動き回っておりました。

ハチ目(膜翅目)細膜亜目ツチバチ科の蜂です。
特徴ある腹部の斑紋だけで雌雄の同定はできますが、触角が短いので「メス」です。

腹部に黄色の斑紋が対で2個あり、その黄色い斑紋の中に黒い点が入っています。
これを真正面から見ると、顔の目のように見えますが、翅を閉じていますと現われない紋様です。
なんとか粘りぬいて、翅の広げた瞬間を写せました。

学名の<Scolla oculata>は「目を持った(oculus)ツチバチ」という意味が含まれています。
「オス」は目玉模様の黒点が白っぽく、対にならずに黄色い帯状につながっていますので、和名として「キオビ(黄帯)」という名称が付けられました。

コガネムシの幼虫に、卵を産み付ける寄生蜂です。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(103)桃色のサクラランの花に【アサギマダラ】

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桃色の花を咲かせる 「サクララン」 の花に、チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科マダラチョウ亜科の【アサギマダラ(浅葱斑)】が蜜を吸っていました。

和名の「アサギ(浅葱)」とは、青緑色の日本の伝統色を表す言葉で、白っぽく見える翅の斑紋は、厳密にいえば、半透明の水色をしています。
前翅は黒地に、後翅は茶褐色の地に、半透明の水色模様が鮮やかです。

アゲハチョウ類のように細かく羽ばたかず、ユラリユラリと優雅に飛ぶ姿は、高貴さを感じさせてくれます。

ユラリユラリの飛翔ですが、この【アサギマダラ】は、日本と南西諸島・台湾を往復していることで有名な蝶で、日本で生まれた子孫が、秋には南下して台湾方面に向かいます。

国蝶選定の際には、 「ナミアゲハ」 や 「アオスジアゲハ」 と共に候補に選ばれましたが、最終的には「オオムラサキ」に決定しています。
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ファルコン昆虫記(102)極彩色の翅模様【ビロードハマキ】

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ファルコン昆虫記(102)極彩...
チョウ目(鱗翅目)としては、127科165、000種が分類されていますが、「蝶」と「蛾」の割合は、圧倒的に「蛾」の方が多く20~30倍にのぼります。

面白い形態や色合いを持つ「蛾」ですが、どうも一般的に好まれていないようです。

きれいなアゲハチョウに似た、「アゲハモドキ」という「蛾」もいますので、一概に茶褐色の翅の色だけをイメージしてはいけません。

今回の【ビロードハマキ(天鵝絨葉巻蛾)】、ハマキガ科ハマキガ亜科の分類で、「蛾」の中でも極彩色の翅を持っています。
体長4センチほどですが、何ともいえぬ複雑な模様で、絵画的な配色の翅模様が特徴です。
翅の白い斑点が大きめですので、写真は「メス」の【ビロードハマキ】です。
また一見、どちらが頭部なのか、触角がないと見分けがつかなく、あえて翅の尾部に黄色や橙色で頭部に見せかけた擬態色が、何ともかわいらしい感じです。

飛び去る時に広げられた後翅、これまた鮮やかな橙色を見せながら、飛び去りました。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(101)網戸にとまる(6)【ソトシロオビナミシャク】

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ファルコン昆虫記(101)網戸...
訪れてくれる昆虫さん、いつもは部屋の外側の網戸にとまるのですが、どこから紛れ込んだのか、部屋の内側にとまっていました。

チョウ目(鱗翅目)シャクガ科ナミシャク亜科の蛾です。
体長8~9ミリの小さな大きさですが、網戸の目を数えれば、寸法が分かるのは本当に便利です。

この【ソトシロオビナミシャク】は、個体変異差が大きく、紋様に関しては色々とあります。
特徴としては、口先の<バルビ(下唇髭)>が長く、前翅中央部に1対の黒い紋がありますので、同定はしやすい蛾です。

食草としては、ツツジやヒサカキが好きなようで、ツツジの季節の5~6月、ヒサカキの果実が実る11~12月の年2回成虫が出現します。

写真を撮り終えたと、網戸を開けてやりますと、すぐに大空に飛び出していきました。
#ペット #動物 #昆虫

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