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神戸:ファルコンの散歩メモ

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  • ハッシュタグ「#動物」の検索結果871件

ファルコン昆虫記(100)櫛状の触角を持つ【マイマイガ】

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ファルコン昆虫記(100)櫛状...
網戸にとまりかけたのですが、フラフラと消えてしまいました。
念の為にとベランダに出ましたら、運よく窓横の壁にとまっていてくれました【マイマイガ(舞舞蛾)】です。

チョウ目(鱗翅目)ドクガ科マイマイガ属の昆虫で、<世界の侵略的外来種ワースト100>の選定種です。

【マイマイガ】は性的二形が顕著に違い、写真はオスで茶褐色ですが、メスは白色をしています。
櫛型の触角が特徴的で、ドクガ科に分類されていますが、成虫には毒がありません。
オスは活動的で、日中は木々の間を精力的に飛び回りますので、【マイマイガ(舞舞蛾)】という和名が付けられています。
メスは、オスと対照的に樹の幹などにとまってじっとしており、飛び回ることはありません。

幼虫は典型的なケムシで、ほぼすべての針葉樹や広葉樹、草までを食べつくす広食性です。
ケムシのときには背面に目立つ二列の点が並ぶ形状で、糸をはいて木からぶら下がっていますので、「ブランコケムシ」とも呼ばれています。
風に吹かれてかなり広範囲に移動しますので、木々に与える被害が拡大してしまう困りモノです。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(99)黄色のガーベラの花に【モンキチョウ】

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「モンシロチョウ(紋白蝶)」 と並んで良く知られた【モンキチョウ(紋黄蝶)】ですが、なかなか飛翔が早く、写真を撮るのが難しい蝶です。

運良くガーベラの花の上で、口吻を伸ばして吸い蜜をしている場面に出会いました。
チョウ目(鱗翅目)シロチョウ科モンキチョウ属の昆虫ですが、同じシロチョウ科の「モンシロチョウ」は、翅の裏側に<黒い斑紋>が目立ちますが、【モンキチョウ】は後翅裏側に丸い<銀色の斑紋>があります。

雄の翅の地色は黄色ですが、雌には黄色と白色があり、写真の【モンキチョウ】は、雌の色合いです。

幼虫の食草としては、「アカツメグサ」や「シロツメグサ」などのマメ科の植物を好み、寒冷地でも年2回、温暖地ではそれ以上に成虫が発生する、元気な蝶さんです。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(98)気になる<葉の上の蛹>

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ファルコン昆虫記(98)気にな...
多くの昆虫は、<卵 → 幼虫 → 蛹 → 成虫>と、完全変態をします。

体長4センチぐらいでしょうか、葉の上で<蛹>を見つけました。
特徴ある形ですので、分かる人にはすぐに判断できるのでしょうが、さすがにこの分野までは分かりません。

昔のファルコン少年なら家に持ち帰り、カゴの中での観察となりましたが、今の時代は個体数が少ないでしょうから、一匹でも自然界には貴重な存在です。
写真に記録できただけでも良しとして、時間が出来たときに、どの<蛹>なのかの同定作業を進めいと考えています。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(97)黄橙色のマフラー【クビワウスグロホソバ】

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ファルコン昆虫記(97)黄橙色...
今年は、痛々しい触覚の折れた昆虫と良く出会うようです。
手にとまった 「ヨコヅナサシガメ」 もかわいそうでしたが、この【クビワウスグロホソバ】も、左側の触角がありません。
自然の世界での生活環境、厳しさを感じてしまいます。

チョウ目(鱗翅目)ヒトリガ科コケガ亜科の昆虫です。

名称通り、頭部と胸部の間に黄橙色の模様があるので、<クビワ>と付けられ、翅の色合いが<ウスグロ>で、また翅が細い葉に似ているので<ホソバ>でしょうか。

熱いアスファルトの上で休憩中のようでしたが、触角が片方だけでは、方向性があやふやなのかもしれません。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(96)柚子の葉に産卵中です【ナミアゲハ】(4)

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人家の周辺で、どこにでも見かけるアゲハとして【ナミアゲハ(並揚羽)】がいます。
チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科に、分類されてる蝶です。

この時期、ミカン系の葉にまとわりつくように飛んでいるのは、間違いなく「メス」の蝶で、産卵のためにせわしく翅を動かしながら、ひとつひとつの卵を葉に産み付けています。

写真右下の葉の上と、その左上に黄白色の卵が、一粒づつあるのが分かるでしょうか。

産卵後間もないものは黄白色で、その後黄色味を増し、孵化が近づきますと幼虫の姿が透けて見えるために黒っぽくなります。
ただし、真っ黒くなった卵は、アゲハタマゴバチなどに寄生されている可能性もあります。
4令幼虫までは、鳥の糞のように黒褐色で擬態していますが、5令幼虫になりますと、一転して緑色に変身します。

一度にたくさんの卵を産み付けることだと思いますが、天敵に捕獲されることなく、無事に成虫になってほしいものです。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(95)ホバリング中です【フタホシヒラタアブ】

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「ヒペリカム・カリシナム」 の雄しべに、【フタホシヒラタアブ】が、ホバリング中でした。
体長10ミリ程の小さな昆虫ですが、それゆえ空中で停止する姿は、感動モノです。

ハエ目(双翅目)ハエ亜科(短角亜科)ハナアブ科の昆虫ですが、ヒラタアブの仲間は、みなこのホバリングが得意のようです。

普通昆虫は4枚の翅を持ちますが、このハエ目(双翅目)は2枚しかありません。
その分、翅を動かす機能が優れているんだと思います。

ホバリングが特異な昆虫では「トンボ」がいますが、だいたい30回/秒、ミツバチが200回/秒ですが、アブはなんと300回/秒という高速で翅を振るわせています。

手持ちのコンパクトデジカメでは、シャッタースピードが追いつけなく、きれいな翅の状況が写し込めませんが、ホバリング中だと分かる一枚になりました。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(94)網戸にとまる(5)【ウシアブ】

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大きな羽音をがしますので、目を向けますと【ウシアブ】が、網戸にとまりました。
ハエ目(双翅目)ハエ亜科アブ科の昆虫で、体長18ミリです。

「ヤマトアブ」に似ていますが、なんといっても<複眼>が緑色ですので、分かりやすいアブです。
腹部は黒色で、淡黄色の三角斑が並び、触角の基部は赤色です。

成虫はクヌギ等の樹液や、牛・馬などの家畜の血を吸いますし、人間にもまとわりついて血を吸おうとします。
毒はありませんが、刺されますと、痛みを感じます。

宮崎駿のアニメ映画『風の谷のナウシカ』(1984年)には、この【ウシアブ】と同じ名前の「ウシアブ」が出てきました。
映画の中の「ウシアブ」は、確か脚が4対で、目の数もたくさんあったようですが、この昆虫がモデルだと思います。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(93)赤い翅の昆虫【アカサシガメ】(2)

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黒くて大きい 「ヨコヅナサシガメ」 が手にとまり、そういえば「アカサシガメ」を見かけないなと思っていましたら、葉の上で見つけました。

<2回目> の登場ですが、元気な姿に感動して再登場です。

【アカサシガメ】は、カメムシ目(半翅目)サシガメ科サシガメ亜科の昆虫です。
カメムシ目(半翅目)は、世界に134科82000種があり、日本には800種以上が生息しています。
サシガメ科は、世界に23亜科930属6800種が分類されています。

名称通り「サシガメ」は昆虫や動物の体液を吸う為に長く鋭い口吻を持っており、前脚は獲物を捕らえるのに都合がいい形をしています。
体長20ミリほどですが、頭部は円筒状で、複眼が飛び出しています。
複眼より後方に単眼を1対持ち、獲物を逃すことなく距離を確認しているようです。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(92)大きな目でにらめっこ【チャスジハエトリ】

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ファルコン昆虫記(92)大きな...
写真では大きな蜘蛛に見えますが、実物は7~8ミリ程度のかわいい大きさで、クモ目クモ亜科ハエトリグモ科スジハエトリグモ属に分類され、この【チャスジハエトリ】と「ミスジハエトリ」の2種しかおりません。

部屋の片づけをしておりましたら、本箱の裏からピョコンと目の前に飛び出してきました。

「ネコハエトリ」 のコメントにも書きましたが、顔の中心部に大きな主眼が一対あり、その両脇に小さな一対の目を持ち、計4個の目が顔の前面にあります。
この大きな主眼、他の蜘蛛にはない長い円筒形の構造を持ち、獲物までの距離を正確に測定するとともに、色の識別も区別できる機能があります。

頭胸部と腹部に、2対の太い黒色の縦条が入りますので、すぐに見分けることができます。
カメラとのにらめっこに疲れたのか、またピョコンと本箱の後ろに消えてゆきました。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(91)アヤメの葉の上に【テングチョウ】

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ファルコン昆虫記(91)アヤメ...
小刻みに飛んでは止まる動作の繰り返しで、なかなか撮影するのに難儀しました。
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科テングチョウ亜科に分類される蝶です。
テングチョウ亜科には、世界中に10種類ばかりが分類されていますが、日本ではこの【テングチョウ(天狗蝶)】本種一種のみです。

名称は、頭部が天狗の鼻のように前方に長く伸びているところに由来します。

翅は茶褐色で、前翅の縁に角状の突起があります。
翅の表面には、褐色~橙色の斑紋があり、前翅前端には、2つの白い紋があります。
残念ながら、翅をたたんでいますので、表側のきれいな模様が見れません。

くちばしのような突起は<パルピ(下唇髭)>と呼ばれる器官で、他の蝶にもありますが、【テングチョウ】の<パルピ>は特に長いのでよく目立ちます。

余談ですが、タテハチョウ科は前足が退化していて、4本しかないのも、科の見分け方の参考となる部分です。
#ペット #動物 #昆虫

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