花瓶に生けるときなど、いつまでも葉が生き生きと長持ちしますので「葉物」としてよく使われている<ピットスポラム>です。
トベラ科トベラ属の樹高2~5メートルになる常緑樹で、属名はギリシア語の「べたべたしたタネ」に由来しています。
花は黒紫色の5弁花を咲かせ、熟すと黄褐色の殻の中に2個の黒い種子を作り、殻の内部は朱色で鮮やかな実の姿を見せてくれます。
小鳥が実をついばみますと、 「トベラ属」 特有の粘着状液で嘴や羽に付着し、遠くに運ばれ分布を広げます。
ニュージーランド北東部にあるタウランガあたりが原産地で、葉の色艶など種類も多く、葉の色合いから「タスマンラッフルズ」か「フェイスタ」だと見ているのですが、品種名までは同定できません。
キク科の植物のとして、1300属21000種もあり、日本でも350種ほどが自生していますので、とても覚えきれるものではありません。
日本では、鑑賞用に発達した品種を「和菊」、西ヨーロッパに育生された品種を「洋菊」と大きく分けています。
種類としては、輪菊・スプレーマム・小菊・ポットマムなどがあり、花型としては、スパイダー・ 風車(スプーン) ・ ポンポン などに分けられ、また大きさでは、大輪・中輪などと分類されていますが、これまたとても覚えきれるものではないようです。
写真の【オベラノヴァ】は、花びら(舌状花)がたくさん集まってひとつの花の形になる<マスフラワー>に分類されています。
この時期 「ポインセチア」 と並び、 鉢物として人気があるのが<シクラメン>です。
サクラソウ科シクラメン属の多年草で、地中海沿岸のトルコからイスラエルにかけてが原産地で、数十種の原種が自生しています。
日本には、明治時代に導入されましたが、高温多湿の環境が合わず、品種改良が進みました。
赤色系を主体に黄色の花弁もあり、また二色や八重咲き、写真のように縁が細かく波打つフリンジ咲きなどが栽培されています。
名称はギリシア語の「キクロス(らせん・円)」で、花が受粉しますと花茎がくるくるとらせん状の巻く姿に由来しています。
先日は、三角形の葉を持つ 「三角葉アカシア」 を取り上げましたが、今回は円形の葉が積み重なる【グリーンドラム(クセロシキオス・ダンギューイ)】です。
ウリ科クセロシキオス属で、マダガスカルが原産です。
ウリ科では珍しい多肉常緑多年草で、園芸名は「緑の太鼓」で流通しており、葉が白っぽく見える「シルバードラム(銀太鼓)」と呼ばれる仲間がいます。
細い茎に円形のドラムのような多肉葉を付けた姿は、見ていて飽きません。
葉は直径3~5センチ、厚みは5~10ミリ、固い巻きひげを持ちます。
花径5~6ミリの淡黄色の4弁花を咲かせますが、非常に質素な感じであまり目立ちません。
本日は、雅子妃殿下のお誕生日(1963年12月9日)です。
皇太子徳仁親王との御成婚の儀は1993年6月9日でしたが、これを記念して1994年イギリスの<デビッド・オースチン>氏によって作出されています。
イングリッシュローズの代表的な品種で人気があり、優美な甘い香り、ロゼット咲きの花型もよく、淡い桃色の花弁は140枚を数え、耐寒性が強い四季咲き性の品種です。
海外では、1919年「セイブ・ザ・チルドレン」を設創立した慈善活動家である<エグランタイン・ジェブ>に因んで(エグランタイン)の名で流通しています。
マメ科(ネノムキ)科アカシア属の葉の形の基本形は2回羽状複葉ですが、細葉や長葉、そして本種の三角葉があります。
これらの葉はどれも、<葉柄>が大きくなり「葉」へと変化し、複葉部分が退化しています。
アカシア属は広く温帯地域に分布しており、約1200種に及んでいますが、そのうち約700種はオーストラリアに自生、本種もそのうちの一種です。
学名の「Acacia cultriformis」はラテン語で「ナイフのような」と言う意味で、葉の先が尖っていることに由来、英名でも「Knifi-leaf wattle」と呼ばれています。
常緑低木、花期は4~5月頃で、直径10ミリ程度のポンポン状のちいさな黄色い花をたくさん咲かせます。
多彩な色の苞葉の品種改良がおこなわれている <ポインセチア> ですが、この【カルーセル・ダークレッド】は、苞葉の縁が波打つようにフリル状態になっています。
トウダイグサ科ユーフォルビア属、人気品種「カルーセル」の枝変わりの品種です。
苞葉がカールした品種、「ウインターローズ」もあり、苞葉の多彩さもさることながら、形状まで個性的な品種が育成されています。
限定された農家で丁寧に栽培されたライセンス商品ですので、一般の<ポインセチア>に比べて一鉢(3000円)前後と、かなり値が張ります。
クリスマスの赤い「ポインセチア」と同様に、この時期になりますと、耐寒性のある<ハボタン>をよく見かけるようになります。
<ハボタン>の品種自体は数多くありますが、 「踊りハボタン」 という仕立て方と同じように、この【バラマキハボタン】も品種名を指すのではなく、近年流行している「ミニハボタン」の仕立て方の一種です。
ポットの真ん中に大きめの株を置き、周囲に4個の小さな株を配置したものが、「スプレー仕立て」といい、小さな株を8~10個寄せ植えにしているのを【バラマキハボタン】と区分けしています。
「スプレー仕立て」に比べますと、全体にボリューム感があり、より細かい葉が特徴的です。
映画の全盛期には「西の浅草」と謳われた新開地通りですが、その最南端に位置する舗道のコンテナに咲いていました【スノーニンフ】です。
シソ科サルビア属の多年草(一年草)で、原産地は北アメリカ~南アメリカで、世界の温帯から熱帯にかけて500種以上が自生しています。
花期は5~11月頃で、小型のサルビアです。
花弁が赤色は「レディ・イン・レッド」、桃色と白色の 「コーラルニンフ」 、そして白色の本種【スノーニンフ】があります。
和名としては「ベニバナサルビア(紅花サルビア)」、別名「テキサスセージ」と呼ばれています。
サボテン科アストロフィツム属に分類される<サボテン>の【シロランポウギョク(白鸞鳳玉)】です。
属名のアストロフィツムは、ギリシア語の「アストロン(星)とフィツム(植物)」から成り立ち、真上から見ると星型に見えることと、全体に星のような銀色の斑点がある姿からきています。
属には、この【シロランポウギョク】をはじめ、「鸞鳳玉」 ・ 「兜丸」 ・ 「瑞鳳玉」 ・「般若」 ・ 「群鳳玉」の6種類があり、メキシコを中心に自生しています。
生育が遅く、だいたいは直径15センチ前後の大きさ、頂点に淡い黄色の花を咲かせ、中心部に赤いぼかしが入っています。
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