2023年のアメリカのサマータイムは、3月の第2日曜日の3月12日(日曜日)から始まり、11月の第1日曜日の11月5日(日曜日)に終わりました。ダウ平均株価のアップもこれに伴い1時間遅くなりました。
6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は一進一退で始まりました。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測後退や足元の金利低下基調を背景とした買い安心感が相場を支えていますが、前週の相場の急上昇で短期的な過熱感も意識され、ダウ平均株価は小幅な下落に転じる場面もありました。
3日発表の10月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数や平均時給の伸びが市場予想を下回り、失業率が上昇した。前週発表の10月の米サプライマネジメント協会(ISM)の製造業・非製造業(サービス業)景況感指数なども予想を下回りました。
(FRB)は1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で2会合連続で政策金利を据え置き、<パウエルFRB議長>は記者会見で政策判断を慎重に進める姿勢を示しました。前週発表の経済指標が総じて米経済の減速を示したこととあって、市場の一部では(FRB)の利上げ局面が終了したとの見方が強まっています。
ただ、買いの勢いは鈍く、ダウ平均株価は前週に1600ドル超上昇し、週間の上げ幅としてはほぼ1年ぶりの大きさでした。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は週間で(7%)近く上がり、6日の米長期金利は(4.6%台)と前週末終値(4.57%)を上回って推移しています。
終値は6営業日続伸し、前週末比34ドル54セント(0.10%)高の3万4095ドル86セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は7営業日続伸し、前日比40.50ポイント(0.30%)高の1万3518.78でした。 S&P500種は、前日比7.64ポイント (0.18%)高の4365.98でした。
6日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、前営業日比770円63銭(2.41%)高の3万2720円52銭で前場を終えています。米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げ観測後退を背景に前週末の米市場では米長期金利が低下して米株式相場が上昇しました。運用リスクを取りやすくなった投資家の買いが東京市場でも優勢でした。一時上げ幅を800円強に広げ「3万2766円54銭」の高値を付ける場面もありました。
日経平均は寄り付きから株価指数先物主導で上げ幅を拡大する展開となりました。10月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回り、米長期金利が一時(4.48%)と9月下旬以来の水準に低下。さらに日銀が金融緩和を続ける姿勢を示すなかで国内債券市場でも長期金利が(0・8%台後半)まで低下して株式の相対的な割高感が薄れたとの見方から買いに傾き、値がさの半導体関連株を中心に買いが集まりました。
半面、景気敏感で業績の先行き懸念が強まったとの見方から川崎汽など海運大手3社は売りが膨らんでいます。金利の上昇局面で買われていた銀行株の一角にも売りが出ています。
終値は大幅に4営業日続伸し、前営業日比758円59銭(2.37%)高の3万2708円48銭で銭で終えています。上げ幅は今年最大となり、節目の3万2000円を回復し、(9月20日)の「3万3028円78銭」以来の高値を付けています。
3日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日続伸して始まりました。朝発表の10月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数の増加幅が市場予想を下回っています。米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げへの警戒感が和らいだことで米長期金利が低下。株式の相対的な割高感が弱まり、幅広い銘柄に買いが先行しています。
10月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月に比べ15万人増えています。市場予想(17万人増)を下回り、8月と9月の増加幅も下方修正されました。市場予想では前月と同じ(3.8%)が見込まれていました失業率は(3.9%)に上昇でした。
労働市場の過熱感が和らいでいるとの見方から、米国の追加利上げ観測が後退しています。3日朝の米債券市場で米長期金利が低下(債券価格は上昇)し、一時(4.48%)と9月下旬以来の低水準となりました。長期金利の低下が株式相場の支えとなっています。
終値は5営業日続伸し、前日比222ドル24セント(0.66%)高の3万4061ドル32セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日続伸し、前日比184.093ポイント(1.38%)高の1万3478.283でした。 S&P500種は、前日比40.56ポイント (0.94%)高の4358.34でした。
2日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日続伸して始まりました。同日発表の経済指標が賃金インフレの鈍化を示す結果となり、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの懸念が薄れたことから買いが進んでいます。
2日発表の7~9月期の米労働生産性(速報値)で企業の賃金負担を示す単位労働コストは前期比年率で(0.8%低下)しました。市場予想(0.7%上昇)に反してマイナスとなり、賃金の上昇圧力が和らいだと受け止められています。同日発表の週間の新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったこともあり、労働需給の引き締まりが緩和しているとみられました。
(FRB)は1日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置きました。<パウエルFRB議長>は今後の政策決定について、不確実性やリスクを踏まえ「注意深く進める」と述べています。次回の12月会合でも利上げを見送るとの見方が強まりつつあるようです。
2日朝に米長期金利は前日終値は(4.73%)でしたが、(4.6%台前半)に低下しています。金利の低下で株式の相対的な割高感が薄れたのも買いを促しました。
終値はは4営業日続伸し、前日比564ドル50セント(1.70%)高の3万3839ドル08セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日続伸し、前日比232.722ポイント(1.78%)高の1万3294.191でした。 S&P500種は、前日比79.92 ポイント(1.89%)高の4317.78でした。
2日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前日比352円83銭(1.12%)高の3万1954円48銭で前場を終えています。米連邦準備理事会(FRB)は1日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決めています。米金融引き締めの長期化観測の後退を受けて前日の米株式相場が上昇し、東京市場にも買いが波及しました。一方、連日の急伸による短期的な過熱感から、節目の3万2000円を上回る水準では利益確定売りも目立ちました。
日経平均の上げ幅は一時450円を超え「3万2087円13銭」の高値を付けています。前日の米市場では長期金利の低下を受けてハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数の上昇率が大きく、東京市場でも半導体関連銘柄を中心に買いが入りました。業績が堅調な自動車株への買いや、当面緩和的な国内金融政策が続くとの見方も引き続き投資家心理を上向かせています。
日経平均は前日に「742円80銭」の(2.41%)高と今年2番目の上昇幅を記録するなど、このところ一方的な株高が続いています。海外短期筋による投機的な株価指数先物への買いが中心との見方もあり、節目の3万2000円近辺では上値が重く推移しています。
終値は3営業日続伸し、前日比348円24銭(1.10%)高の3万1949円89銭でした。
1日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。米長期金利の低下が株式相場の支えとなり、半面、午後には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表があります。様子見の姿勢から持ち高を一方向に傾ける動きは限られ、ダウ平均株価は下落に転じる場面がありました。
朝発表の10月のADP全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数が前月比(11万3000人増)と、市場予想(13万人増)を下回っています。労働需給の軟化が意識されましたが、午前には9月の米雇用動態調査(JOLTS)や3日に10月の米雇用統計の発表を控え、内容を見極めたいとの様子見感もありました。
朝方に米財務省が四半期定例入札の詳細で1120億ドルの国債発行計画を明らかにしています。前回の1030億ドルから規模が拡大した一方、市場予想(1140億ドル程度)より少ない金額でした。財政赤字が拡大するなかでの国債増発に伴う需給悪化への過度な警戒が和らいでいます。1日朝の米債券市場では長期金利が低下し、株式市場の投資家心理を支えている面が見られます。
1日午後からの米連邦準備理事会(FRB)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置きました。金融引き締めの長期化に対する過度な警戒がいったん薄れ、買いが入っています。
終値は3営業日続伸し、前日比221ドル71セント打かの(0.67%)高の3万327458セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日続伸し、前日比210.231ポイント(1.64%)高の1万3061.469でした。S&P500種は、前日比44.06ポイント (1.05%)高の4237.86でした。
1日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比616円77銭(2.00%)高の3万1475円62銭で前場を終えています。前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した流れを引き継いでいます。外国為替市場で「1ドル=151円台」まで円安・ドル高が進み、輸出関連株に採算改善を見込んだ買いが入っています。米中が11月中旬の首脳会談開催で合意したと伝わったことも買い安心感につながりました。
日銀が前日の金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正を決めています。ただ、微修正にとどまったうえ、財務省の為替介入が10月はなかったことが明らかになっています。円買い介入への過度な警戒感が後退し、外国為替市場で円売り・ドル買いが進みました。輸出企業の業績押し上げ期待が高まり、買いが広がりました。
日銀が前日に公表した物価見通しで、生鮮食品を除いた消費者物価指数(CPI)上昇率は2025年度は(1.7%)でした。(2%)の物価安定目標の達成を見込んでおらず当面は日銀の金融緩和姿勢が続くとの見方が広がり、投資家心理を強気に傾けたようです。
終値は大幅に続伸し、前日比742円80銭(2.41%)高の3万1601円65銭で終えています。5営業日ぶりに3万1000円台を回復しています。
10月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。朝方に決算を発表した建機のキャタピラーが(7%強)安の大幅安となり、ダウ平均を押し下げました。朝方発表の米経済指標がインフレ圧力の根強さを映したと受け止められ、米金融政策の長期化観測が改めて強まったことも株式相場の重荷となりました。ダウ平均株価の下げ幅は一時140ドルを超え「3万2787ドル12セント」の安値をつけています。
賃金インフレの動向をみる上で重要な7~9月期の雇用コスト指数は前の四半期に比べ(1.1%上昇)し、市場予想(1.0%上昇)を上回りました。市場では、〈労働市場の引き締まりが依然としてインフレ懸念を引き起こしている〉とみられています。米長期金利は朝方に前日比(0.09%)低く、債券価格は高くなる(4.80%)を付けたものの、発表後は(4.8%台後半)まで下げ幅を縮めています。
米連邦準備理事会(FRB)は10月31日~11月1日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開きます。政策金利を据え置くと予想されていますが、会合後の<パウエル議長>の記者会見で先行きの政策を探りたい雰囲気も根強く、週内は10月の米雇用統計など注目度の高い指標の発表も相次ぎます。重要日程を控え、下値では前週末までに膨らんだ売り持ちを手じまうための買いが入りやすいとみられ、相場は下げ渋る場面も見られました。
終値は続伸し、前日比123ドル91セント(0.38%)高の3万3052ドル87セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比61.755ポイント(0.48%)高の1万2851.238でした。S&P 500種は、前日比26.98 ポイント(0.65%)高の4193.80でした。
31日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比47円52銭(0.15%)安の3万0649円44銭で前場を終えています。米長期金利が高止まりするなか、国内長期金利が一段と上昇したことで半導体関連などに売りが優勢でした。金利上昇が追い風になりやすい銀行や保険といった金融株などには買いが入り、日経平均は小幅ながら上昇に転じる場面もありました。
「日銀はきょうまで開く金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正を議論する」と31日付の日本経済新聞朝刊が伝えました。日銀が金融正常化に向けて歩みを進めるという見方から国内債券市場では長期金利が一時(0.955%)と、2013年5月以来の水準まで上昇しました。前日に米半導体関連銘柄が下落した流れもあって、半導体関連に売りが出ています。
日銀に関する報道を巡って市場では、米長期金利の上昇を受けた国内金利上昇に対応するもので、マイナス金利解除など本格的な政策変更はまだ先になるという受け止められ、一方、日銀の金融政策は後手に回っている。国内金利の上昇リスクはさらに高まったとの指摘もありまし。日銀会合の結果発表を前にさまざまな見方が交錯するなかで、株式の持ち高を一方向に傾ける展開にはなりづらいじょうきょうでした。
終値は反発し、前日比161円89銭(0.53%)高の3万0858円85銭で終えています。
30日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日ぶりに反発して始まりました。前週末にダウ平均株価が3月以来の安値「3万2417ドル59セント」で終えていました。足元で株式相場の下落基調が強まっていたため、自律反発狙いの買いが先行しています。週内に米連邦公開市場委員会(FOMC)や10月の米雇用統計の発表を控え、売り持ちを手じまうための買いも入っています。
ダウ平均は前週に700ドルあまり下げ、直近2週間の下げ幅が1200ドルを超えています。前週末にはハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数に加えて、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も7月の高値からの下落率が「調整局面」入りの目安とされる(10%)を超えています。市場では短期的に売られすぎとの声が強まっていました。
今週は(FOMC)に加え、日銀や英イングランド銀行(中央銀行)などの政策会合も開かれます。雇用統計などの米経済指標や、スマートフォンのアップルの決算発表も予定されています。目先の相場の方向を左右するイベントや指標の発表を控えて持ち高を中立に戻す動きが出ています。
終値は4営業日ぶりに反発し、前週末比511ドル37セント()高の3万2928ドル96セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比146.472ポイント(1.16%)高の1万2789.483でした。S&P500種は、前週末比49.45ポイント (1.20%)高の4166.82でした。
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