1日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前終値は前日比216円12銭(0.56%)安の3万8189円54銭でした。
インフレの高止まりで米国の利下げ開始が先送りになるとの見方から
前日の米株式市場で主要指数が下落、東京市場でも幅広い銘柄に売りが出でています。前日までの上昇を受け戻り待ちの売りが出たことも重荷となりました。ただ、売り一巡後は買い戻しが入り下げ渋っています。
4月30日の米株式市場では米長期金利の高止まりを嫌気し、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数や主要な半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落が目立ちました。
1日午前の国内債券市場でも長期金利が上昇しており、値がさハイテク株の一角に売りが出て指数を押し下げていますが、売り一巡後は下げ幅を縮めています。
外国為替市場での円安・ドル高進行を受け、昼休み中に株価指数先物に海外短期筋とみられる断続的な買い戻しが入り、後場には現物株指数を押し上げています。
終値はは3営業日ぶりに反落し、前日比131円61銭(0.34%)安の3万8274円05銭で終えています。