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神戸:ファルコンの散歩メモ

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バーのガイドブック

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神戸大学の学生が、バーのガイドブック『バーへ行こう。三ノ宮編』を発行したとの記事を目にしました。

三ノ宮にある約300軒のうち、42店舗が掲載されているとのこと。

「バーに興味があったが、店の情報を得る手段がなかった」と代表の方の弁がありました。

「う〜〜ん」とうなってしまいました。
グルメのお店の紹介と違い、「バー」は特殊な分野だと、私は、感じているからです。

プライベートの占める要素の多い空間に、言い換えれば、大人の感性が必要な空間に、興味本位の若者が顔を出すとういうのには、賛同しかねるからです。

新聞記事によりますと、当初承諾を得られたのは、18店舗だとか。さもありなんでしょう。
まともな感覚のバーの経営者なら、記事にひかれただけの客が来店し、本来の常連さんが楽しめなくなることを拒むはずです。

いまはなくなりましたが、「コウベハイボール」のようなパブ的な雰囲気の店の紹介はいいと思います。
一見お断りではありませんが、それなりの人生経験をつんで、バーではお酒を楽しんでもらいたいと思うのは、ひがんだ中年男の考え方なんでしょうね。

ガイドブックを手にすることはないでしょう。
お気に入りの「バー」の名前が載っていましたら、悲しくなると思いますから。
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閉店@ステーキハウス【神戸レンガ亭】中央区北長狭通3丁目

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この20日の日曜日、神戸市中央区の「神戸レンガ亭」というステーキハウスが、38年の歴史に幕を閉じられました。
山田社長自身82歳という高齢と、後継者不足を理由にあげられています。
名店と言われる条件は、材料がよくておいしいことは必要条件で、十分条件ではありません。
いいスタッフの確保も必要でしょうし、なによりも客側の「もっといい店にしてやろう」という心構えがないと、いい店には育っていきません。

ここ数年、長年慣れ親しんだお店の多くが、閉店していきます。

昼となく夜となく通った中央区橘通の洋食屋「赤ちゃん」などは、閉店してから半年程は、閉めた店の扉に誰が掛けたのか、大学ノートが吊るされ、再開希望のメッセージで一杯でした。

阪神・淡路大震災の時にご主人は「もうやめるわ」と言いながら、お客からの励ましで、営業を再開されました。
白内障が分かった時にも「もうやめるわ」と言っていましたが、手術で以前よりも良く見えるようになったわと喜んで、店を継続されてきました。
さすがに、30年以上開店当初より二人三脚で店を切り盛りされてきた奥さんが亡くなられては、一人での再開は酷というものでしょう。

昔からの知名度だけで、グルメ雑誌に掲載され、胡坐をかいている店も多く存在しています。多くのお客から親しまれ、惜しまれて閉店するお店というものは、常連客にとって、経営者以上につらいものがあります。
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『母べえ』@<山田洋次>監督

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『母べえ』@<山田洋次>監督
<山田洋次>監督と<吉永小百合>主演による人間ドラマ『母べえ』が、2008年1月26日より公開されます。

<黒澤明>監督作品のスクリプターとして活躍した<野上照代>の自伝的小説を原作に、激動の昭和初期をたくましく生き抜こうとする1人の母の姿を通して家族の素晴らしさを描き出しています。

昭和15年の東京。「野上佳代」は夫の「滋」や2人の娘と仲睦まじく暮らしていました。しかし、ドイツ文学者の「滋」(坂東三津五郎)が、反戦を唱えたとして治安維持法逮捕されてしまいます。悲しみにくれる「佳代」(吉永小百合)と2人の娘(志田未来、佐藤未来)でしたが、父の教え子や親類、近所の人たちに支えられ、明るく力強く生きていこうとします。

戦争の悲劇を描きながらも、平和や家族の大切さ、幸せとは何かを、改めて思い出させてくれる作品です。
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<テネシーウイスキー>

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<テネシーウイスキー>
とある酒場のカウンターで呑んでいますと、大柄な外人さんの二人連れが入ってこられました。若い店の男の子が注文を聞きますと、「テネシーウイスキー」との返答。
若い彼は、怪訝な顔していたので、思わず横から、「ジャック・ダニエルのことだよ」と教えてあげました。
それでも、若い彼の怪訝な顔つきは変わりませんでしたが、二人連れさんは親指を突き上げられ、ニヤッと笑われました。

バーボンとウイスキーは違う、焼酎を日本酒だと言うようなものだと、昔テネシー州出身の男に言われた経験があります。
癖のある英語でしたが、その時に教えてくれたことが、カウンターなどで飲むときの話題として面白いので、お披露目したいと思います。

100%確実なことは、世の中にはないのでしょうが、99%は大丈夫です。
銘柄を知らなくても、ボトルのラベルを見るだけで、バーボンかウイスキーかが分かります。
「Whisky」とあればスコッチウイスキー、「Whiskey」とあれば、バーボンです。
スペルの語尾が「ky」か「ky」の違いで見分けられますので、お手元のボトルで、一度確かめてみてください。

残り1%の違うボトルは、よほど大きなバー等でないと置いてないはずですので、まずは大丈夫だと思います。
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<靴の街・長田>@「シューズプラザ」長田区細田町7丁目

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<靴の街・長田>@「シューズプ...
第三セクターの「くつのまちながた神戸」が、メーカー13社と協力して、1月23日から東京で始まる展示会「インターナショナル・ファッション・フェアー」に参加します。

長田のほとんどのケミカルシューズ工場は、阪神・淡路大震災で大きな被害を受け、製造の主体が海外に流れてしまい、高齢者でもベテラン職工として従事していた仕事が、今はなくなってしまいました。

「京都の着倒れ、大阪の食い倒れ、神戸の履き倒れ」の言葉も、今は死語になりつつあります。

仕事で疲れた職工さんの、ひと時の楽しみでしょうか、長田の某焼肉屋さんのランチタイムには、生ビールが付いるお店があります。
暑い時など、汗をふきながらおばちゃんがビールを飲む姿は、職工の街長田ならではの風物詩でした。
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『果てしなき渇き』深町秋生(宝島社文庫)

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『果てしなき渇き』深町秋生(宝...
妻の浮気相手を暴行したことで刑事を退職・離婚した<藤島秋弘>は、警備会社に勤めていましたが、巡回中のコンビニで、大量殺人を目撃してしまいます。

そんな最中、元妻<桐子>から、高校生の娘<加奈子>が行方不明との知らせを受け、住まいを訪れますと、娘の部屋から大量の覚せい剤が見つかります。

<加奈子>を探していく過程で、娘が悪名高い不良グループ「アポカリプス」と関係していることがわかり、いつしか<藤島>は、娘が地元の裏社会や政財界の人間までをも巻き込んだ大規模な犯罪行為に手青染めていることを知り、彼女を中心とした内部抗争に巻き込まれていくうちに、<藤島>自身が凶暴性を帯び、狂うように真実を追求し出します。

3年前に起こった中学校時代の<加奈子>の元恋人<緒方>の自殺を背景として、ぼくこと<瀬岡>という少年の回想を挟み込みながら、<藤島>は自ら<加奈子>に犯した罪の仕打ちを背負いながらの生き様は読者を圧倒、驚愕のラストまで一気に読ませる作品でした。
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「デザイン都市・神戸」

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昨今どの町にも、無料の広報誌なり情報誌があると思います。
我が町神戸にも、『月刊KOBEグー』という情報誌があります。

新年1月号には、”「デザイン都市・神戸」の実現にむけて”との特集が組まれていました。
30年ほど昔は、「ファッション都市・神戸」でした。
わたしは、横文字を使うというのは、好きではありません。言葉の意味合いが、不明確になります。

よく使用されている、「コミニティー」という単語も、中国での意味合いとアメリカでの意味合いとは違うはずです。
日本においても、都会と田舎では、意味合いが違っているはずです。
受け取る側に、選択肢が生じる言葉ほど怖いものはありません。

かといって、某元総理のように、日本語である「美しい国・・・」も、形容詞で理解できませんでしたが。

それよりも、この”「デザイン都市」の実現に向けて、クリエイティヴな議論を展開”(タイトルのまま)するために、推進会議が行われ、8名の委員が参加している写真を見て、唖然としてしまいました。

ロの字型にテーブルが組まれた、よくある座談会形式なのですが、置かれているのは、緑のラベルも鮮やかな「おーいお茶」と紙コップ。
主催者の感性を、疑ってしまいました。

「デザイン」を考える場所に、紙コップはないだろうと。

ウエッジウッドやコペンハーゲンのカップまでとは言いませんが、もう少しまともなセッティング方法があったはずです。

「クリエイティブ」を求めるなら、それにふさわしい環境で、議論を進めてほしいものだと、憤懣なる気持ちでいっぱいの、座談会風景でした。
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『人のセックスを笑うな』@<井口奈己>監督

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『人のセックスを笑うな』@<井...
第41回文藝賞に輝いた<山崎ナオコーラ>の同名小説『人のセックスを笑うな』(2004年11月・河出書房新社)を、<松山ケンイチ>、<永作博美>、<蒼井優>らのキャストで映画化した『人のセックスを笑うな』が、2008年1月19日より公開されます。
 
『犬猫』で高い評価を受けた<井口奈己>監督が、年の差カップルの切なくも可笑しい恋模様をリアルに描き出しています。
 
美術学校に通う19歳の青年「みるめ」は、20歳年上の講師「ユリ」に絵のモデルを頼まれ、彼女のアトリエでそのまま関係を持ってしまいます。初めて経験する恋に舞い上がる「みるめ」でしたが、実は「ユリ」には夫がいました。
 
主人公「みるめ」に<松山ケンイチ>、主人公が憧れる年上のヒロイン「ユリ」に<永作博美>、「えんちゃん」に< 蒼井優>、「猪熊さん」に<あがた森魚>、「じいちゃん」に<三代目桂春團治>ほかが出演しています。
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『シルク』@<フランソワ・ジラール>監督

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『シルク』@<フランソワ・ジラ...
『海の上のピアニスト』(1999年・監督: ジュゼッペ・トルナトーレ)で知られる<アレッサンドロ・バリッコ>の同名ベストセラー小説を、 <マイケル・ゴールディング>が脚本、 『レッドバイオリン』(1998年)の<フランソワ・ジラール>監督が映画化したカナダ・フランス・イタリア・イギリス・日本合作映画『シルク』が、2008年1月19日より全国で公開されます。

19世紀のフランスと日本を舞台に、主人公「エルヴェ」(マイケル・ピット)が美しい妻「エレーヌ」(キーラ・ナイトレイ)と日本で出会った少女(芦名星)との間で揺れ動く男の心情を幻想的なタッチで描いています。

出演は『ラストデイズ』(2005年・監督:ガス・ヴァン・サント )の<マイケル・ピット>に<キーラ・ナイトレイ>、日本からは、<役所広司>、<中谷美紀>、<芦名星>らが出演。音楽は、<坂本龍一>が担当しています。
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<悲しいお誕生日>

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手元にある、全国紙をいくつか確認してみましたが、希望する文面記事は見当たりませんでした。

今日は、北朝鮮に拉致された神戸市長田区出身の<有本恵子>さんのお誕生日です。
当時23歳で拉致され、それから25年の月日が流れ、48歳にあたる日になります。
いまだ多くの日本人被害者が北朝鮮にいるはずですが、身内の心情を察すると、やりきれない思いでいっぱいになります。
<横田めぐみ>さんのご両親も、精力的に活動されておられますが、<有本>さんのご両親も、積極的に後援会活動等をされておられます。

同郷のよしみではありませんが、彼女にとっていい日であればと、願わずにはおられません。
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