21日の東京外国為替市場で、円相場は横ばい圏でした。17時時点では前日の同時点に比べ3銭の円高・ドル安の「1ドル=147円59〜60銭」で推移しています。
<トランプ米大統領>が米連邦準備理事会(FRB)理事に辞任を求め、米国の金融政策の独立性を巡る懸念が強まり、円買い・ドル売りが入りました。もっとも持ち高調整の円売り・ドル買いも出て、一進一退の展開でした。
円は徐々に伸び悩み、国内輸入企業など実需勢から円売り・ドル買いが出たとの観測が円相場の重荷となりました。21日から始まる米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)では、(FRB)の<パウエル議長>が、22日に講演する予定です。内容次第で相場が大きく変動する可能性があるみられ、持ち高を一方向に傾ける動きは出にくい状況でした。