「1ドル=147円26銭~147円28銭」
8月
21日
20日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比35銭円高・ドル安の「1ドル=147円30〜40銭で取引を終えています。円の高値は「1ドル=146円88銭」、安値は「1ドル=147円54銭」でした。<トランプ米大統領>が同日、米連邦準備理事会(FRB)の理事に辞任を求める姿勢を示しました。米政権による(FRB)への介入を懸念した円買い・ドル売りが広がりました。
20日朝、<トランプ米大統領>は、に自身のSNSに、(FRB)の<クック理事>に対して「今すぐに辞任すべきだ」と投稿しています。<トランプ米大統領>は、「トランプ氏の側近がクック理事の住宅ローンを巡る調査をボンディ司法長官に求めている」という米ブルームバーグ通信の記事を添付しています。
<トランプ米大統領>は(FRB)の次期議長にも自身の意向に沿った人選をするとみられています。市場では、米政府による関与は(FRB)の信認低下につながる可能性があると懸念されています。
(FRB)は午後に7月29〜30日に開催しました米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を発表しています。大多数の参加者はインフレが高まるリスクが雇用の下振れリスクよりも大きいとみていました。
市場の関心は22日のカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」での<パウエル(FRB)議長>の講演に集まっています。議事要旨を材料にした売買は限られ、様子見の雰囲気もありました。