米連邦準備制度理事会(FRB)は、30日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を5会合連続で据え置くことを決めています。
<トランプ大統領>は(FRB)に利下げを再三求めていますが、高関税政策の影響が物価上昇を招くとの懸念は根強くあります。インフレ再燃を警戒する(FRB)は金利を維持し、「トランプ関税」の影響を見極める構えです。
政策金利は年(4.25~4.50%)のままとなります。政策決定は、FRB理事7人のメンバーのうち<トランプ米大統領>の息のかかった<ボウマン副議長(金融規制担当)>と<ウォラー理事>の2人が、今会合での(0.25%)の利下げを支持し、反対票を投じています。
複数の理事会メンバーが「造反」するのは、1993年12月以来、約32年ぶりです。<トランプ米大統領>はこの日も、(FRB)に対し「利下げすべきだ」と要求しており、金融緩和圧力を今後一段と強めそうです。