北海道・小樽を舞台に、母を亡くした少女の成長を描いた『行きがけの空』が、2025年8月1日より公開されます。
東京で俳優として活動する「望月建斗」のもとに、一通の手紙が届きます。差出人は小樽に暮らす「星野美歩」という覚えのない高校生からでした。ダンサーになる夢を抱きながらも、母を亡くして以来、アルバイトに追われる日々を送っていた「美歩」は、母「深雪」の遺品から一台の古い携帯電話を見つけます。その中に若き日の「深雪」と「建斗」の写真を見つけた「美歩」は、自らのルーツを知りたいという一心で、「建斗」に手紙を送ったのでした。
「もしかしたら自分が彼女の父親かもしれない」と考えた「建斗」は、小樽を訪れ、「美歩」とともに「深雪」の過去について語り合います。過去の断片を少しずつつなぎ合わせながら互いの喪失と向き合っていく中で、次第に2人の間には「家族」という言葉では語れない絆が生まれていきます。
<三浦貴大>が主人公の「建斗」役、『ミッドナイトスワン』の<服部樹咲>が「美歩」役を演じるほか、建斗の妻「涼子」役で<菜葉菜>が出演。監督はNHKを経て、映画やテレビドラマの演出に携わる<西谷真一>が務めています。