『わたしは異邦人』@<エミネ・ユルドゥルム>監督
7月
24日
2024年の第37回東京国際映画祭でアジアの未来部門の作品賞を受賞したトルコ映画『わたしは異邦人』が、2025年8月23日より公開されますが、予告編が解禁されています。
本作の主人公は、孤児として育ったイスタンブール生まれの新米霊能力者「ダフネ」です。彼女は長い間行方不明の母親を探すため、古代遺跡が残る地中海の町・シデを訪れます。唯一の手がかりは、トルコの名もない遺跡で撮影された母親のぼやけた写真だけでした。「ダフネ」は母親探しを続けるうちに不思議な人々と出会い協力を得ますが、彼らは見返りを求めて「ダフネ」に近寄って来たのでした。
公開された予告編には、「ダフネ」が地中海の青空の下で母親を探す姿と、シデの風景が映し出されます。そして愛する娘に気持ちを伝えたい娼婦、口のきけない女性神官、本心を明かさない年齢不詳の男と、彼女の母親探しを手助けする者たちの姿が収められ、最後は「自らの道を切り開く女性の選択と帰結。思慮深く魅惑的な作品だ」という海外評で締めくくられています。
<エズキ・チェリキ>、<バルシュ・ギョネネン>、<セレン・ウチェル>、<ギセム・ウチェル>、<デニズ・テュルカリ>が出演しています。本作が監督デビューとなる<エミネ・ユルドゥルム>が脚本も担当しています。