本日のデイケアでは、「よもぎ餅」をお茶菓子としていただきました。
上新粉あるいは上新粉と白玉粉を混ぜたものに水と砂糖を加えてこねて生地とし、これを蒸して餅にします。そして、この餅に「ヨモギ」の葉を突き加えてから、適度な量に分けてから丸めて作ります。この時に小豆の餡を包むことも多い。
「ヨモギ」の若芽には特有の爽やかな香りがあり、それが珍重され春先の和菓子を代表するものの一つとなっています(ヨモギは餅草とも呼ばれる)。また、若芽を摘んでからゆでて乾燥させたものも出回っており、季節外れにはこれが使われています。
秋の花粉症といえば「ブタクサ」を思い浮かべますが、同じよう原因となるのが「ヨモギ」です。「ヨモギ」は草餅の材料の印象が強く、春の植物と思われていますが、草餅に使用するのは〈新芽〉、つまり葉っぱで、花粉を飛散させる花の時期(8月から10月)ではありません。「ブタクサ」も「ヨモギ」もキク科の植物です。