「1ドル=144円87銭~144円88銭」(5月19日)
5月
19日
19日の東京外国為替市場で、円相場は5営業日続伸でした。17時時点では前週末の同時点に比べ35銭の円高・ドル安の「1ドル=144円89〜90銭」で推移しています。
米大手格付け会社による米国債の格下げを受けて、円買い・ドル売りが入った。国内輸出企業による円買い・ドル売り観測も円を押し上げました。
16日、米格付け会社ムーディーズ・レーティングスは前週末米国債の長期信用格付けを最上位の「Aaa(トリプルA相当)」から「Aa1(ダブルAプラス相当)」に1段階引き下げました。<トランプ米政権>の政策不安を背景に4月に「ドル離れ」が進んでいたのもあり、ドル売りが再燃するとの思惑が強まりました。欧州市場の取引時間帯に入って円買い・ドル売りが増えています。
10時前の中値決済に向けては、国内輸出企業などによる実需の円買い・ドル売りが活発だったとの観測があり、円相場の押し上げにつながりました。