18日、<ベッセント米財務長官>はCNNテレビのインタビューで、格付け大手ムーディーズ・レーティングスが米国債を格下げしたことに関し、米国は投資家から信用を得ていると反論しました。また、高い経済成長を達成することで、債務水準を抑制する考えを明らかにしています。
16日、 ムーディーズは債務膨張を理由に、米国債の格付けを最上級の「Aaa」から「Aa1」に1段階引き下げたと発表しています。
<ベッセント米財務長官>は、ムーディーズを「さほど信用していない」と述べていますが、米国市場で通貨安、債券安、株安の「トリプル安」が再燃するリスクが警戒されています。
市場関係者には、過去の米格下げで米国の資産が売られた経験がよぎります。米中貿易協議の進展でいったん収まっていた「米国売り」が再開されるのか。週明けの米市場は神経質な値動きになりそうです。