「1ドル=145円34銭~145円36銭」(4月9日)
4月
9日
9日の東京外国為替市場で、円相場は大幅反発でした。17時時点では前日の同時点に比べ1円89銭の円高・ドル安の「1ドル=145円50〜51銭」で推移しています。米国の関税政策で貿易摩擦が激しくなり、世界経済が下押しされるとの警戒感から、9日の日経平均株価は急落でした。投資家心理が悪化し「低リスク通貨」とされる円に買いが集まりました。
<トランプ米政権>によります「相互関税」が日本時間9日午後1時1分に発動しました。「相互関税」により世界経済が悪化し企業業績に悪影響を与えるとして、9日の日経平均株価は前日比1298円安と大きく下げました。株価が急落するなど投資家がリスク回避姿勢を強めるなか、円買い・ドル売りが優勢になりました。米景気の先行き不透明感から、主要通貨に対するドル安が進行した面もありました。
財務省・金融庁・日銀は9日、3者会合を開いています。<三村淳財務官>は会合終了後に記者団に対し、為替相場の動向について「投機的動きも含めて憂慮しながらみていく」などとかたりましたが、現時点で相場への影響は限られています。