「1ドル=150円80銭~150円81銭」
3月
28日
28日午前の東京外国為替市場で円相場が下落でした。11時前には「1ドル=150円71銭」近辺まで下げ幅を縮小しています。12時時点は「1ドル=150円80〜82銭」と、前日17時時点と比べて26銭の円安・ドル高でした。
米インフレ再燃への懸念や輸入企業など実需の円売り・ドル買い観測が相場を押し下げました。一時は「1ドル=151円21銭」近辺と今月3日以来の安値を付けています。
<米トランプ政権>による自動車への追加関税で米インフレ再燃が意識され、米長期金利の上昇を通じて円売り・ドル買いが先行しています。10時の中値決済に向けては「ドル不足」の様相でした。3月期末に迫り、輸入企業など実需筋の円売り・ドル買い観測が相場を押し下げています。
28日発表の3月の都区部(CPI)が市場予想を上回る上昇率となり、日銀の利上げを後押しするとの見方は円相場の支えになりました。米国の関税強化は28日の日経平均株価を押し下げ、「低リスク通貨」とされる円への買いにつながった面もあります。