28日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、前引けは前日比788円31銭(2.09%)安の3万7011円66銭でした。下げ幅は一時800円を超え、取引時間中では
(3月14日)以来2週間ぶりに節目の3万7000円を下回っています。
<トランプ米政権>の自動車関税を受けた前日の米株安が投資家心理の重荷となり、幅広い銘柄が売られました。3月期末の配当の権利落ち日を迎えたことも日経平均の下押し要因となりました。
きょう28日は3月期末の配当の権利落ち日にあたり、郵船やJFEなど高配当銘柄は権利を確保した投資家の換金売りも出ています。東証の業種別株価指数は全ての業種が下落し、配当利回りの高い銘柄が多い「証券商品先物」や「鉄鋼」、「海運」の下げが大きくなっています。
下値では自律反発狙いの買いも入り、大引けにかけては下げ渋っています。
終値は続落し、前日比679円64銭(1.80%)安の3万7120円33銭で終えています。