「1ドル=149円38銭~149円39銭」
3月
19日
17日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇しています。8時30分時点は「1ドル=149円35〜36銭」と前日17時時点と比べて48銭の円高・ドル安でした。地政学リスクが意識されるなか、前日に米長期金利が低下しており日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢でしたた。
18日、<トランプ米大統領>とロシアの<プーチン大統領>は、ウクライナとの停戦を巡り電話協議しました。ウクライナを侵略するロシアがエネルギー施設やインフラへの攻撃を30日間停止することで合意しましたが、即時の全面的な停戦には至りませんでした。中東ではイスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへ大規模攻撃を再開するなど地政学リスクの高まりが「低リスク通貨」とされる円の買いを誘いました。
地政学リスクへの警戒がくすぶるなか、18日は米株式市場で主要な株価指数がそろって下落でした。相対的に安全な資産とされる債券が買われて米長期金利が低下し、円買い・ドル売りにつながっています。18日に一時「1ドル=149円94銭」まで下落した円相場が節目の150円を割り込まなかったことで持ち高調整や利益確定を目的とした円買い・ドル売りも入っています。